TUDOR | チューダー 2023新作 チューダー「ブラックベイ GMT」に、特徴的なバーガンディとブルーのベゼルに調和する遊び心あるオパラインダイアルのモデルが登場

　チューダーが、特徴的なバーガンディとブルーのベゼルに調和する遊び心あるオパラインのダイアルを新たに追加し、ブラックベイ GMTのラインを拡充します。もちろん盤石のマニュファクチュール キャリバーが搭載されています。

　チューダー ブラックベイ GMTは、正統な要素から成ります。まず、GMT機能としても知られる、極めて利便性の高いマルチタイムゾーン機構を搭載しており、他の2つのタイムゾーンの時刻を見失うことなくローカル タイムを定めることができます。ブラックベイ コレクションの他のモデルにも採用されているブルーとバーガンディカラーをマットな質感で採用し、気品のある美しいデザインにアクセントを与えています。

　今回チューダーは、ブラックベイ GMTの象徴的なカラースキームを完璧に引き立てる、全く新しいオパラインダイアルのチョイスを追加しました。オパラインは完全な白ではなく、ダイアルはかすかにシルバー味を帯びています。ガルバニック処理により、ダイアルにホワイトグレーのマット仕上げが施され、マーカーの周囲は落ち着いた色味とすることで、際立つコントラストが生み出されます。20世紀半ばの民間航空ブームを想起させるだけでなく、魅力的なオパラインダイアルは高い視認性を誇ります。

HIGH-FLYING FUNCTIONALITY

　さらなるタイムゾーンは、24時間でダイアルを1周するチューダーのデザインの象徴である赤い「スノーフレーク」GMT針と、同じく24時間目盛りの付いた両方向回転ベゼルによって示されます。昼の12時はバーガンディのセクションに、夜はブルーのセクションに印字されています。

　直径41mmのスチール製ケースを採用したブラックベイ GMTのモデルは、200m（660ft）までの防水性能を備えており、風雨に耐えられるよう作られています。リューズチューブはサテンブラッシュド仕上げのスチール製で、ブラックベイのラインに初めて採用され、ケースやリューズと調和するようデザインされています。また、コントラストをなすオパラインダイアルは、発光塗料を使用したアワーマーカーにより、夜間を含むあらゆる環境下において視認性が確保されます。

THE MANUFACTURE CALIBRE MT5652

　統合されたGMT機能、ジャンピングアワー式の針、前後両方向調整可能の日付設定機能を搭載するマニュファクチュール キャリバー MT5652は、ブラックベイ GMTのモデルのためにチューダーにより開発されました。新たな機能の統合は、追加のモジュールを積み重ねていくのではなく、柔軟性のある構造によって可能になっており、チューダーの技術開発に対する姿勢をよく表しています。時計愛好家には欠かせないディテールです。

　キャリバー MT5652はチューダー マニュファクチュール キャリバーに特有の外観と仕上がりを持っています。オープンワークのローターは細部にサンドブラストを伴うサテン仕上げで、ブリッジとメインプレートはサンドブラスト表面とレーザー装飾を交互に施されています。堅牢性、耐久性、信頼性、そして精度を兼ね備えたこのムーブメントの可変慣性テンプは、頑丈な両持ち式のトラバーシングブリッジによって保持されています。また耐磁性シリコンバランススプリングを備えるほか、MT5652は腕時計として組み上げられた状態で、日差が6秒以内（－2、＋4秒）という高い基準を達成しています。

　その他の特筆すべき特徴は、マニュファクチュール キャリバー MT5652のパワーリザーブが、「ウィークエンドプルーフ（週末耐性）」を備えていることです。つまり、約70時間のパワーリザーブにより、金曜日の夜に腕時計をはずし、月曜日の朝に身に着けたときに再びゼンマイを巻く必要がないことを意味します。週末の休暇を必要としているときでも、時計はそれを必要としません。

BRACELET OR JACQUARD-WOVEN

　チューダーのトレードマークの一つであるファブリックストラップは、2010年にウォッチブランドとして初めて製品に採用されました。フランスのサン・テティエンヌで150年以上家族経営を続けるジュリアン・フォール社によって、19世紀製の織機を用いて生み出されるファブリックストラップ。それは品質と快適さの両方を実現する唯一無二の存在です。2020年には、チューダーは150年の歴史を持つジュリアン・フォール社とのパートナーシップの10周年を祝した。パートナーシップは、職人たちにより作られたファブリックストラップを備える初のモデル、ヘリテージ クロノのバーゼルワールド2010での発表から始まりました。

　チューダーは、ブラックベイ GMTには、ベゼルと調和するバーガンディのアクセントを織り込んだブラックストラップを選びました。ステンレススチール製ブレスレットを装備したモデルも選ぶことができ、チュー ダーが1950年代から60年代にかけて製造したリベット付きブレスレットに着想を得ています。そのブレスレットは、リンクを繋げるリベットヘッドがブレスレットの側面に見えることで知られていました。リンクはまた、 独自の段状の構造になっていました。現代のブレスレットでは、最新の製造方法を用いてソリッドリンクとレーザー加工されたリベット状ヘッドを統合させ、名高いブレスレットの2つの特徴を再現しています。

THE ESSENCE OF BLACK BAY

　ブラックベイ コレクションの他のモデルと同様に、ブラックベイ GMTは1950年代のチューダー ダイバーズウォッチからインスピレーションを得たダイアルを特徴としています。ダイアルには1969年のブランドカタログに載った「スノーフレーク」の名でコレクターに知られている、特徴的な角ばった針を採用しています。最後に、200m（660ft）の防水性があるチューダー ダイバーズウォッチの第一世代の特色である、大きなネジ込み式リューズは、このモデルにも搭載されています。

　ダイバーズウォッチにおけるクラシックとコンテンポラリーの融合、そのコンセプトはネオビンテージともいえます。それは単に「過去のモデルの復刻」ではありません。60年以上にわたるチューダーのダイバーズ ウォッチの技術と哲学が込められているのです。そのネオビンテージと称されるコンセプトに、製造技術や信頼性、堅牢性、精度が加わり、今日における厳格な真の実用時計としての存在感を示しています。