メインコンテンツに移動

ROMAIN GAUTHIER | ローマン・ゴティエ 2024新作 ローマン・ゴティエ「C by ローマン・ゴティエ チタンエディション シックス」

ROMAIN GAUTHIER(ローマン・ゴティエ) 2024新作 ローマン・ゴティエ「C by ローマン・ゴティエ チタンエディション シックス」

手作業で緻密な装飾を施したムーブメントの美しい技術を披露した時計

 ローマン・ゴティエが2024年の新作として、41mmサイズのチタン製ケースで3針、ラバーストラップの付いたC by ローマン・ゴティエの最後のエディションで、ダイヤルの一部をオープンワークにした時計を発表、手作業による装飾を施したムーブメントの一部を披露しています。

 C by ローマン・ゴティエ チタンエディションはモダンなスポーティデザインの時計で、チタン製ムーブメントを搭載しており、そこに職人の手で施された仕上げの優れた技術をケースバックから堪能することができます。今回、ローマンはこの素晴らしいムーブメントの特徴を、手首に着用しながら時計の文字盤側からも簡単に見られるようにしたいと考えました。そこで、ダイヤルをオープンにすることによって内部のメカニズムの美しさを見せ、これまではダイヤルを特徴としていた技術的な美学を時計全体にもたらしました。

 一部をオープンワークにしたダイヤルは特に、ブランドの最初のモデル「プレステージ HM」の歴史を思い出させます。プレステージ HMは秒針の機構を見せるために進化して「プレステージ HMS」という姉妹キャリバーを誕生させました。

 2021年に発表されたC by ローマン・ゴティエ キャリバーは、当時16年以上にわたるブランドの発展とその製造の中で獲得したノウハウの結晶であり、モダンで若々しいデザインによってローマンの自由な創造力を映し出した時計でした。

「本質は技術にあり、スタイルはカジュアルに、そして精神は自由に」のフリーダムコレクションの考えからこの現代的なキャリバーは誕生したと言えます。C by ローマン・ゴティエの意義は、そのコンセプトやデザインを通して連続性または継続性(continuity)の概念を強めるデザインアプローチにあり、“Continuum(連続したつながり)”とも関連しています。それはローマン・ゴティエの哲学の一部である、時計の未来についてのビジョンであり、ブランドにとって新しい領域を広げたのです。

 この時計の製造にあたり、ケースはムーブメントと調和すべきだということ、しかも現代的で整っている必要があるということは、ローマンにとって明らかに不可欠なテーマでした。さらに設計に際しては快適さや人間工学、素材の選択を十分に考え、その結果ケースはグレード5チタンで作られました。このエディションではサファイアクリスタルで製造したダイヤルも製品に一貫性を与え、連続性の意味を思い出させます。つまり、時刻表示を完結させてしまうような円はダイヤル上どこにもありません。

 フィンガーブリッジスタイルに着想を得て、ムーブメントの設計にはジュウ渓谷の時計製造の歴史に倣いながらモダンなアプローチを取り入れており、進化する伝統というローマンのビジョンを示しています。

 ローマン・ゴティエはチタン製のエディション シックスを、世界限定88本のみで発表、ムーブメントブリッジには「1 of 88」と刻印があります。

ROMAIN GAUTHIER(ローマン・ゴティエ) 2024新作 ローマン・ゴティエ「C by ローマン・ゴティエ チタンエディション シックス」

C by ローマン・ゴティエの詳細

一部をオープンワークにしたダイヤル
 C by ローマン・ゴティエ チタンエディション シックスのダイヤルはサファイアクリスタル製で、秒針のメカニズム(4番車)と脱進機の部分がオープンになっています。

 このオープンワークの一番の特徴は秒針機構(4番車)です。これは機械的な意味だけでなく、ブランド独自の美的シンボルでもあり、形状と開口部がローマン・ゴティエ特有の歯車です。サークル状模様の装飾とポリッシュ仕上げの面取りを見ると、それぞれの部品の仕上げがいかに念入りに施されたかを証明しています。

 またダイヤルの開口部からは、ガンギ車、テンプ、アンクルからなる脱進機、そしてダイヤルのすぐ下には装飾されたブリッジを見ることができます。工房のスペシャリストの手作業による特別なエングレービング技術によって、ムーブメントブリッジの内側に見られる「槌目」の質感が、この装飾ブリッジにも再現されました。

 ダイヤル側のオープンワークとケースバックからもムーブメントを見えるようにすることによって、ローマン・ゴティエはこのキャリバーの心臓部に光を当て、新たな次元での時計の視覚的効果を実現しました。光のコントラストと揺らぎのおかげでグレード5チタン製ムーブメントに命を吹き込んでいます。

 C by ローマン・ゴティエのダイヤルは設計・デザインの両方において現代性と連続性を象徴しており、オフセンターの時分針ダイヤルや、わずかではありますが徐々に細くなるようにデザインされ、それぞれ長さが異なるインデックスが特徴的です。7時位置にあるスモールセコンドの5秒ごとの目盛も同様に異なる長さでテーパードされたオレンジのラインで描かれています。

 ローマンは、ダイヤルになぜこのような凝ったデザインを持たせたのか、その目的を説明しています。「時計製造の中でよく見るような『囲まれて閉じた円』より、オープンで風通しのよいダイヤルにしたいと思っていました。ダイヤル上のインデックスのラインが中心軸に向かって徐々に細くなって交わるというイメージ、これこそが『連続性』という考えを強調しています」


 立体的でテーパード仕上げの針は18Kホワイトゴールド製の小さな塊から加工されており(モノブロック構造)、高い視認性を確保するためにスーパールミノバが塗布されています。

インデックス
 針と同様に、数字やバーインデックスも18Kホワイトゴールドのモノブロック構造で、立体的なアプライドインデックスです。エッジの面取りが特徴的で力強い存在感を生み出し、スーパールミノバが塗布されています。

ROMAIN GAUTHIER(ローマン・ゴティエ) 2024新作 ローマン・ゴティエ「C by ローマン・ゴティエ チタンエディション シックス」

目を惹きつけるケースとストラップについて

ベゼル
 ダイヤルを取り囲むチタン製のベゼルで目を惹く幾何学的な輪郭は、他のローマン・ゴティエの時計では見られないフォルムです。ベゼルはまずラウンドシェイプに機械加工され、丸みのある面が作られます。次にベゼル表面の6か所にまっすぐなカットを入れて、平らな6つのファセットを生み出します。このファセットにポリッシュ加工をして光を反射させることによってベゼルに光沢をもたらす一方で、残りのサテン仕上げ部分が光を和らげます。これと同様のファセット加工は時計裏面のサファイアアクリスタルの周囲にも再現されています。

ケースバンドとラグ
 ベゼルとケースバックの間にはワンピース構造になったケースバンドとラグが、サテンとポリッシュ仕上げを取り入れながら幾何学的に作られており、巧みに生み出されたフォルムの美しさを楽しむことができます。

ストラップとバックル
 チタン製ピンバックルの付いたラバーストラップがラウンド型のケースバンドと角度を持ったラグに沿うよう成形されており、まさにケースの延長線上に自然に続いているように見えます。

リューズ
 さらにローマンの製品ではお馴染みですが、2時位置に巻上げと時刻設定の役割を持つリューズを配置し、手首の動きを妨げないようなスペースが工夫されています。リューズに取り付けられたラバーのおかげで手巻きがしやすくなり、同時に時計に色のアクセントを加えます。


スネイルカムを採用した賢いストップセコンド機構

 C by ローマン・ゴティエにはストップセコンド機構が搭載されているので、時刻を正確にセットすることができます。

 その仕組みは他の多くのストップセコンド機能と同様に、リューズを引いた瞬間、テンプ(テンワ)にブレーキをかけるというものです。しかしローマンは動きを止めるために、ストレートあるいはL字型のストップレバーを使わずに、スネイルカムを採用することを選択しました。これには2つの機能が持たせられています。まずリューズを引くとスネイルカムがテンワに触れてその動きを止めます。次にリューズを押し戻した時に、スネイルカムが止まった位置から回転しますが、段々と広くなるカムの形状によって回転しながら生じる力が、再びテンワが勢いよく動き始めるための助けとなります。

 ブランドに親しむ方たちであれば、ローマンが過去の作品でスネイルカムのユニークな形状を使ってきたことをご存知でしょう。そうです、高い評価を受けたロジカル・ワンで見ることができます。


設計と装飾が現代性と出会う自社製ムーブメント

 手巻きの自社製ムーブメントに受け継がれた現代性と連続性というテーマが、ケースバックのディスプレイを通して見事に表れています。

 主役はフィンガーブリッジです。これはローマンの生まれ故郷、ジュウ渓谷の時計製造の歴史の中で代表的なものですが、この時計では現代的に解釈されています。これらのブリッジはそれぞれ水平に構成されており、「階段状」の形を成しています。これはロジカル・ワンのブリッジと同様の構造になっていますが、この時計での効果はムーブメントにボリューム感と奥行をもたらすだけでなく、ブリッジが文字通り歯車やテンプの上で、切れ目なく流れているような感覚を与えます。

 ケースと同様に、ブリッジも軽量のグレード5チタンから作られており、様々な仕上げを施すことによって対照的なトーンや質感を持たせています。それぞれのブリッジの外側のエッジは二重の面取りが特徴的です。また、ブリッジのフラット面とルビー周りは一段高く縁取りされておりへアライン仕上げになっています。この縁の内側には、ローマン・ゴティエの工房にいる手作業仕上げのスペシャリストが特別な手彫りの技術を使い、全くのオリジナルで小さな窪みをたくさん彫り込んだような独特の質感を生み出しました。ブリッジの下にあるムーブメントのメインプレートには手作業でフロスト加工が施されています。

 印象的な装飾はブリッジやメインプレートだけに留まりません。ローマンのトレードマークである、面取り加工されたリングを繋げた形状のスポークが特徴の歯車やラチェットホイールには円形模様の装飾(サーキュラー・グレイニング)が施され、クリックやスネイルカム、ローマンのもうひとつの特長でもあるS字型の溝を持つスクリューは美しいポリッシュ仕上げで磨かれています。また、主ゼンマイを収めた香箱の蓋は素晴らしい渦巻状の模様(スネイリング)で装飾されています。

 C by ローマン・ゴティエの調速機構は、わずかにカーブしたアームを持つテンワ、極小の目盛が付いた偏心の補正ねじと、最大剛性のために三角形状になったアンクルを手で組み立てており、ローマン・ゴティエらしい特徴を備えています。

C by Romain Gauthier Titanium Edition Six
C by ローマン・ゴティエ チタンエディション シックス

ケース径:41.00mm
ケース厚:9.55mm
ケース素材:グレード5ナチュラルチタン
防水性:50m(5気圧)
ストラップ:グレーラバー、特別開発のグレード5ナチュラルチタン製ピンバックル(サテン&ポリッシュ仕上げ)
ムーブメント:手巻、自社製、毎時28,800振動、60時間パワーリザーブ、24石
仕様:オフセンターの時・分針、7時位置のスモールセコンド、ストップセコンド機構、サファイアクリスタル製ダイヤル、スーパールミノバを塗布した18Kホワイトゴールド製針とアプライドインデックス(一部数字、バーインデックス)、シースルーケースバック
限定:世界限定88本、ムーブメントブリッジに「1 of 38」刻印
価格:9,900,000円(税込)

ROMAIN GAUTHIER(ローマン・ゴティエ) 2024新作 ローマン・ゴティエ「C by ローマン・ゴティエ チタンエディション シックス」


※2024年7月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。

BRAND NEWSローマン・ゴティエ ブランドニュース

ローマン・ゴティエのBRAND NEWSをもっと見る

BRAND CONTENTS ローマン・ゴティエ コンテンツ一覧

INFORMATION

ローマン・ゴティエ(ROMAIN GAUTHIER)についてのお問合せは・・・

SwissPrimeBrands 株式会社
〒104-0045 東京都中央区築地2-15-19ミレニアム築地ビル 8F
TEL: 03-6226-4650


ローマン・ゴティエ ブランドページを見る

NEW RELEASE

新着情報をもっと見る