CARL F. BUCHERER | カール F. ブヘラ 2024新作 精密さ、創造力、芸術性の共有。国交樹立160周年を迎えるスイスと日本の長い友情を祝う限定ウォッチ。カール F. ブヘラ「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ジャパン」

　2024年の新作としてカール F. ブヘラより、国交樹立160周年を迎えるスイスと日本の長い友情を祝う限定ウォッチ「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ジャパン」が発表されました。

　6,000マイル離れた2つの国にはそれぞれ独自の文化や伝統があり、共通点はあまりないように見えます。しかしながら、スイスと日本のパートナーシップは共通の価値という強みの上に発展してきました。両国とも伝統を重んじながら革新を受け入れ、さらに精巧な技術と芸術の融合の価値を理解し、また自然からインスピレーションを受けています。

　両国に共通の理想はまず1860年代にスイスの時計職人たちによって紹介されました。彼らは自分たちの国際的な考え方を広げ、自分たちの製品を新しい市場で紹介することに熱心でした。他国の文化に触れることで「時を探し求めた」例と言えるでしょう。160年後になっても共通の考え方は活き続け、135年以上磨いてきたCFBの優れた時計製造技術とスイス・日本両国の文化に関連する美学とを結びつけた「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ジャパン」で表現されています。

　21世紀という時代にさりげなく合わせたヘリテージ バイコンパックス アニュアル ジャパンは、スポーツウォッチではありませんが、スポーティな雰囲気を醸し出しています。また少々あらたまったシーンでも着用できるよう十分に洗練されたデザインです。ステンレススティールケースは現代にふさわしい素材であり、これに合わせたスティール製ブレスレットの滑らかさが魅力のひとつです。一方でレトロな書体の数字や針のデザイン、1950年代に人気のデザインだった文字盤上の2つのサブダイアルなど、ヴィンテージ風ディテールが懐かしい感覚をもたらします。

　文字盤外周とサブダイアルを彩るロイヤルブルーはこの時計で最も大切な部分です。ブルーはCFB創業地ルツェルン州の旗のシンボルカラーです。そしてルツェルン湖の色、街から見える山並みの上に広がる空の色であり、ブランドにとって特別な想いのある色です。スイスと日本にとって国交樹立160周年を祝う特別な時計だからこそ、CFBは日本限定モデルのために大切なブルーの中からロイヤルブルーを選びました。

　振り返れば、1860年代に日本を初めて訪れたスイスの時計職人たちは船で海を渡ってきました。数か月に及ぶ航海で目の前に広がっていたブルーの大海、そして大空は彼らの静かな情熱やひたむきさを象徴し、スイスと日本を繋ぐ壮大な冒険を彩る色に見えたことでしょう。日本人にとってもロイヤルブルーは落ち着きや純粋さ、潔さを想像させる色でもあり、左右に並んだ2つのサブダイアルはブルーで結ばれた2つの国の友情の証のようです。

　クロノグラフ機能と速度を測るタキメーターを組み合わせた時計は、アドレナリン全開になるような活動シーンや、様々な要求に応えなくてはならないライフスタイルに最適な実用性と精度を備えています。3時位置にスモールセコンド、9時位置に分積算計という2つのサブダイアルがセンターを軸に横に並んでいます。また、名前の一部にもなっている複雑機構アニュアルカレンダーが異なる月の日数を自動で読み取ります。日付修正は年に一度のみ、ビッグデイトで高い視認性です。42時間パワーリザーブの自動巻、30m(3気圧)防水は現代の時計製造には必ず求められるスペックの代表でしょう。ストラップはクイックリリースシステムを採用しており、メタルブレスレットと付属のレザーストラップを簡単に交換できます。すべての面で実用的な時計です。

　ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ジャパンはスイスと日本の文化の本質を捉えています。スイス生まれの精密さ、秩序、洗練、細部へのこだわり、繊細さを物語る一方、これらは日本の文化や生活の中にも多く見られる資質でしょう。例えば伝統工芸の職人技や和食の文化、正確な交通システム、整然と手入れされた日本庭園、さらに時間厳守への尊重などに共通する本質を見つけることができます。いずれの文化においても世代を越えて受け継がれてきた技術や手法を大切にしています。このように両国を結ぶ時計は88本のみ製造され、日本限定で販売されます。

　CFBのヘリテージコレクションは、ブランドの過去の時代から受け継がれてきたクラシックな時計デザインのうち、再評価、再開発に値すると思われるものを新しく解釈、アップデートしています。重要な技術開発、複雑機構、美しい外装仕上げなどが、時代のテイストやライフスタイルの必要に合わせて再検討、再考、そして再生されます。こうした取り組みを通してブヘラ家が成し遂げてきたことを称えるとともに、時計職人たちの進化した技術、新しい技術や素材を称賛しています。