BREGUET | ブレゲ 2020新作 ブレゲ「トラディション レディ 7038」

　200年以上に及ぶブレゲの歴史遺産に根ざす「トラディション レディ 7038」に新しいモデルが加わります。美しい虹彩を放つタヒチ産マザーオブパールのダイヤルやオレンジのレザーストラップをあしらったこのレディスウォッチは、全世界のブレゲ ブティックでのみ展開される女性の為のスペシャル限定モデルです。

　ブレゲは、「トラディション」のこの新しい時計で18世紀終わりにメゾンの創業者アブラアン-ルイ・ブレゲが考案したデザインに現代的な解釈をほどこしました。ダイヤル側から見えるムーブメントは濃いブラウンに彩られ、ブレゲ初期の歴史的な懐中時計「スースクリプション・ウォッチ」の特徴的な左右対称の構造を踏襲しています。「スースクリプション」の画期的なデザインは、フランス革命の勃発によってスイスに逃れ、長く旅を続ける間に数多くの構想を温めていたアブラアン-ルイ・ブレゲがパリに戻った際に生み出されたものでした。「トラディション レディ 7038」のメカニカルな表情と同じくらいフェミニンな趣は、ブレゲの「モントレ・ア・タクト」から着想を得たタヒチ産マザーオブパールのオフセンターダイヤルに容易に見て取れます。ダイヤモンドをセットしたベゼルもこの新作に輝きを加え、オレンジの鮮烈なレザーストラップでさらに趣を高めます。繊細な装飾仕上げが施され、シリコン製ひげゼンマイが備わる自動巻ムーブメントを搭載するなどメゾンの専門技術を結集した「トラディション レディ 7038」は、ブレゲ ブティックのみで販売される限定モデルです。

　ブレゲは、このモデルに、グレイン・カーフレザーのエレガントなオレンジのクラッチバッグをご用意しました。伝統的な鞍工芸の手法に従い、イタリアにて制作されています。「トラディション レディ 7038」の香箱に彫られたロゼット模様が、留め金にも施されています。

ハーモニーを成すシンメトリーのデザイン
　極めてメカニカルな時計でありながら、フェミニンな趣が際立つ「トラディション レディ 7038」のフェイスには、歴史から想を得たムーブメントの姿が浮かび上がります。時計を動かす心臓にあたる、ひげゼンマイ付きのテンプは4時と5時の間に配され、ブレゲが1790年に発明した耐衝撃機構のパラシュートが備わるブリッジのもとで守られています。反対に7時と8時の間には2番車が置かれ、テンプと大きさが同一の歯車がテンプと完全な左右対称を成しています。両者の中央に位置するゴールドカラーの香箱は、ロゼット（バラ飾り）のモチーフが彫金され、ムーブメントの歯車も、濃いブラウンに彩られ繊細なサンドブラスト加工が施されたブリッジやメインプレートに映えます。

　12時位置にオフセットされたタヒチ産マザーオブパールのダイヤルでは、ゴールド製のブレゲ針は時間と分を表示します。虹色を放つダイヤルの表面にはギヨシェ彫りでクル・ド・パリ模様が施され、上方にBreguetのサインと時計の個別番号が刻まれています。ダイヤルの縁にも手作業のギヨシェ彫りが施され、ブレゲ数字を配したチャプターリングを縁取っています。また、10時位置にはムーブメントに刻んだ目盛りに沿ってパワーリザーブを控えめに示す細いレトログラード針が配されています。