CAMPANOLA トークイベント with Gressive
「少年の夢、宇宙への憧れ、カンパノラ」
福岡伸一 × 名畑政治
アフターレポート
2023年2月19日、「ザ・グラン銀座 THE GRAND GALLERY」において、シチズン カンパノラのオーナーでありエヴァンジェリストを務める生物学者 福岡伸一氏と、時計専門ウェブマガジン「Gressive」編集長であり時計ジャーナリストの名畑政治によるスペシャルトークイベントが開催された。
ともに1959年生まれの福岡氏と名畑編集長。ふたりに共通するのは少年時代から熱心なSF(サイエンス・フィクション)ファンであること。そこでまずふたりは、少年時代に読みふけったSF小説をきっかけとして科学や宇宙への憧れを大きく膨らませ、それが人生に大きく関わっていることを語り合った。
やがて話題は1980年代半ば、約75年周期で地球に接近するハレー彗星の飛来を契機とする天文ブームと、そのさなかに誕生した天文時計「シチズン コスモサイン」の話、そして、そのスピリットを継承し2000年に誕生した「カンパノラ」へと進んだ。
この「カンパノラ」が実現したクォーツによるコンプリケーション・ウォッチの価値と意義へと話題は展開。さらに宇宙と生物化学とのマニアックな考察へと話は広がり、参加者の知的好奇心を大いに刺激しつつイベントは終了。まだまだ語り足りない福岡氏と名畑編集長。ふたりの思いが、今後のイベントへの期待をさらに高めたのであった。
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福岡 伸一/Shin-Ichi Fukuoka
生物学者。1959年生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授、米国ロックフェラー大学客員教授。サントリー学芸賞を受賞した『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)など、“生命とは何か”を動的平衡論から問い直した著作を多く発表。『ツチハンミョウのギャンブル』(文藝春秋)、『ナチュラリスト:生命を愛でる人』(新潮社)などの随筆や、フェルメールに関する著作も多い。2015年にスタートした読書のあり方を考える「福岡伸一の知恵の学校」で校長を務める。 -
名畑 政治 / Masaharu Nabata
Gressive編集長。1959年、東京生まれ。80年代半ば、フリーライターとして取材活動を開始。90年代からはカメラ、時計、万年筆、ファッションなどを題材に、メンズ誌・情報誌で取材・執筆。著書は「オメガ・ブック」、「ブライトリング・ブック」(いずれも徳間書店刊)、「カルティエ時計物語」(共著 小学館刊)など。2015年、Gressive編集長に就任。
INFORMATION
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シチズン時計株式会社
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