常識に挑み続けた
時計ブランド「クストス」。
その型破りな
11年間を振り返る。

歴史と伝統を誇示する老舗ブランドが隠然たる力を持っている時計業界において、メキメキと頭角を現しつつあるのが2005年に創業した新進ブランドの「クストス」。
時計業界の大物を父に持つサスーン・シルマケスと数々の時計ブランドで腕を磨いてきた時計デザイナーのアントニオ・テラノヴァが立ち上げたブランドで、“ハイテク”“スポーティ”“エレガンス”という3つのコンセプトを高次元で融合させた時計で人気だ。
今回は旗艦モデルである「チャレンジ クロノ」の進化の歴史を5つの世代に分けて辿りながら、「クストス」が成し遂げた11年の進化を考えたい。

構成・文：篠田哲生
Composition&Text:Tetsuo Shinoda
写真：江藤義典
Photos:Yoshinori Eto