Story of Elegant Watches and Mysterious Moon 　スポーティさと優雅さを癒合した 新作ムーンフェイズ・クロノグラフ

　 我々にとって、もっとも身近な天体である月。古来より人間の体調や生活は、月の影響を強く受けると信じられている。確かに月の引力は潮の満ち引きを起こし、動植物の活動や成長にも多大な影響を及ぼす。また、夜の空に輝く月が満ち欠けを周期的に繰り返す様は実に神秘的。それはひとつの魔法と呼んでもいいだろう。

　 この、我々の心と肉体に不思議な影響を与える月の動きを、機械仕掛けで再現する試みは古くからあり、天体の動きを再現した「アストロラーベ」という観測機器が、天文学者や占星術師によって用いられた。やがてこの装置が時計と合体して天文時計となり、さらにその一部の機能である暦と月の満ち欠け（ムーンフェイズ）を示す腕時計が生まれた。

　 ロンジンが2015年のバーゼルワールドで発表した新作「ロンジン コンクェスト クラシック ムーンフェイズ」も、その天文時計の歴史と伝統を継承し、暦とムーンフェイズの表示を備えるリストウォッチ。そして、このエレガントなモデルは、ロンジンが1878年以来、強い絆で結ばれた乗馬スポーツへのオマージュとなっている。

「ロンジン コンクェスト クラシック ムーンフェイズ」の端正なラウンド型ケースは、高品質なステンレススティールのほか、ステンレススティールとローズゴールドキャップ、および18Kローズゴールドを採用。心臓部であるムーブメントは、自動巻きクロノグラフの名機「ヴァルジューCal.7750」をベースとする「Cal.L678」を搭載する。このムーブメントには、クロノグラフ機構に加え、月・曜日・日のトリプルカレンダーと月の満ち欠けを示すムーンフェイズが組み込まれている。

　 これらの複雑な表示も、ロンジンの卓越したデザインにより、整然と美しく配置されている。文字盤の6時位置には12時間積算計とムーンフェイズ。9時位置には24時間表示とスモールセコンドを同軸で配置。12時位置には30分積算計と月と曜日の表示窓がセットされている。また、日付表示は窓ではなく、センターから伸びる先端が半月状の針で文字盤外周部のインデックスを示す“ポインターデイト機構”を採用。これが類い希なるエレガンスの秘密である。

　 月の魔法から逃れることのできない我々が、あえて腕の上にのせた月。その影響は、果たしてどのような作用を我々の心と肉体に及ぼすのか？　それは貴方ご自身でお確かめいただきたい。

パリの北、約40kmに位置するシャンティイ競馬場を舞台に年に一度、6月の第2日曜に開催されるディアヌ賞（Prix de Diane）。これは「フランス オークス」とも呼ばれ、1841年の初開催から実に170年以上もの歴史を誇る由緒正しきレースである。2011年からこのレースのタイトルパートナーを 務めるのがロンジン。 世界から4万人規模の観客を集めるフランス競馬の祝祭。それはエレガンスを極める馬とファッションの一大イベントである。

>>>月を表現する時計の芸術「プリマルナ」

ロンジン
コンクェスト クラシック ムーンフェイズ
Ref.：L2.798.4.52/72.6
ケース径：42.0mm
ケース素材：SS
防水性：5気圧
ストラップ：SSブレスレット
ムーブメント：自動巻き、Cal. L678 (ヴァルジュー 7751)、25 石、パワーリザーブ48時間、クロノグラフ、30分計、12時間計、24時間表示、月、曜日、ムーンフェイズ、ポインターデイト
仕様：シースルーバック
価格：406,000円（税抜）

• 

  文字盤6時位置にセットされているのは、クロノグラフの計測と連動する12時間積算計と月の満ち欠けを示すムーンフェイズ表示。濃いブルーの夜空に丸い月が目映く輝く。

• 

  日付表示は通常の窓に英文で示す方式ではなく、文字盤の外周部にグルリと印字された日付を、センターから伸びた先端が半月状になった針で示すポインターデイト方式を採用。