CARL F. BUCHERER カール F. ブヘラという特別な存在

　 その原点は1888年に創業した時計販売店「ブヘラ」にあった。時計販売を通して培った審美眼を生かしてオリジナルウォッチを作り始めると、すぐさま評判を呼び、スイス屈指のクロノメーター生産本数を記録するほどまで成長した。 その実績が認められ、スイスの時計製造者協会にも参加していたというから、もはや時計店のオリジナルウォッチというレベルをはるかに凌駕している。

　 このオリジナルウォッチを、別ブランドという形で立ち上げたのが「カール F. ブヘラ」なのだ。

「カール F. ブヘラ」の魅力は、徹底的なユーザー目線にある。ケースサイズには様々なバリエーションが用意されるが、ラグをカーブさせることで装着感を高めている。さらにメリハリを利かせたダイヤルデザインは視認性に優れている。レザーストラップに付属するバックルは、レザーを挟み込む方式のため、誰の腕にもきれいに馴染むだろう。

　 さらに技術面も優れている。優れた研究開発能力を持つCFBテクノロジーで開発された自社製ムーブメント「Cal.CFB A1000」シリーズは、ペリフェラル（環状）ローターを使用するため、モダンなデザインに仕上げたブリッジや機構が良く見える。耐衝撃のためにショックアブソーバーを備え、スクリューを回すだけで調整した精度をロックして衝撃から守るCDASというシステムを脱進機に加えている。

　 こういった前例に縛られない大胆な発想を盛り込めるのも、“時計販売から始まった”という特別なルーツがあるから。ユーザーフレンドリーでありたいというぶれない姿勢が、特別な存在感を与えている。

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