2011年1月17日〜22日、スイス・ジュネーブにおいて21回目となるSIHH(Salon International Haute Horlogerie=国際高級時計サロン)が開催された。
世界中の経済界を混乱に陥れたリーマンショックから約2年。その傷はようやく修復されてきたようで、サロンに集う人々からは、春の雪解けを迎えたかのような喜びと安堵感が漂っていた。
事実、どのブランドも新作は豊富。だが、以前のように実験的すぎる突拍子のないモデルは影を潜め、思わず「これは売れる!」と声をあげてしまいそうになる売れ筋モデルが多数、含まれていたのが特徴だ。
たとえばカルティエ(CARTIER)の「カリブル ドゥ カルティエ」メタルブレスレット・モデルや、ジャガー・ルクルト(JAEGER-LECOULTRE)のレベルソ生誕80周年にまつわる各モデルは好セールスが期待できるだろうし、ブランド・イメージを刷新し新たな挑戦を仕掛けるボーム&メルシエ(BAUME & MERCIER)や、リーズナブルなラインを拡充しグッと身近になったラルフ ローレン(RALPH LAUREN)などに時計界復調の手応えを実感したのである。
2011年1月17日から1月22日まで開催されたSIHH(ジュネーブサロン)。2011年の取材ブランドは以下になります。2011年2月18日より順次公開予定です。
2011年SIHH(ジュネーブサロン)取材ブランド
CARTIER(カルティエ)
AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
A.LANGE & SÖHNE(A.ランゲ&ゾーネ)
PANERAI(パネライ)
VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)
JAEGER-LECOULTRE(ジャガー・ルクルト)
PIAGET(ピアジェ)
Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)
MONTBLANC(モンブラン)
BAUME & MERCIER(ボーム&メルシエ)
Ferrari Engineered by Officine Panerai(フェラーリ・エンジニアド・オフィチーネ・パネライ)
Girard-Perregaux(ジラール・ペルゴ)
PARMIGIANI FLEURIER(パルミジャーニ・フルリエ)
Dunhill(ダンヒル)
Ralph Lauren(ラルフ・ローレン)
RICHARD MILLE (リシャール・ミル)
IWC (アイ・ダブリュー・シー)
JEANRICHARD(ジャンリシャール)
ROGER DUBUIS(ロジェ・デュブイ)
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