第17回でご紹介した「ルナ クロノグラフ レッド オウル」は「月の満ち欠けする形を知ることができる機能」ムーンフェイズ機能がついています。月相を知るために使われるムーンフェイズは新月から次の新月までの間の何日目の月であるかを表す『月齢（げつれい）』と呼ばれるものです。
普通、時計の文字盤に針で示される時刻は『平均太陽時』といって1日を人為的に24等分した時間、一方のムーンフェイズは新月の朔（さく・ついたち）から新月あるいは満月の望（ぼう・もち）から満月という『朔望月（さくぼうげつ）』を表す太陰暦です。ムーンフェイズがカレンダー表示とよく組み合わせられるのも暦としての役割にあります。
ムーンフェイズのフェイズとは『相（そう）』地球から見たときの形を指す。地球を回る月の位置と月に当たる太陽光によりこの相に変化が生じる。日本語に三日月や十五夜といった言葉があるように新月から数えて3日あたりに弓形の相、15日あたりに満月の相になる。
この私たちが見ている月の形を『月相（げっそう）＝ムーンフェイズ』と呼び、新月から次の新月までの間の何日目の月であるかは『月齢（げつれい）＝ムーンエイジ』と呼びます。時計で使われているムーンフェイズは、月の満ち欠けする形を知る、月相を知ることができる機能です。

クロノスイス2025年1月発売の「ルナ クロノグラフ レッド オウル」は幸運の象徴とされるフクロウをモチーフとして、鮮やかなレッドカラーの文字盤にはギヨシェ彫りが施されている。3時位置には【ムーンフェイズ】、6時位置には12時間積算計が、9時位置にはスモールセコンド、12時位置には30分積算計が配置されたレイアウトで針によるアナログ表示カレンダーも搭載。3時位置のムーンフェイズに、限定15本の証でもあるシリアルナンバーが刻印。クロノスイスのアンバサダーを務める元サッカー日本代表 小林祐希選手のコメモレーションモデルでもあります。