ここではフランスから来日したユーリ・タイフュールさんの指導のもと、5人の職人が働き、フランス伝統の高品質な時計ストラップの製作を進めている。当然、オーダーメイド主体であるから1本1本の単品製作ではあるのだが、非常にシステマチックな生産体制が確立されており、作業はスムーズに流れていく。


　まず、注文が入ると革をカット。
ラグとバックルの幅を組み合わせたいくつもの金型が用意されており、ハンドプレスで革をカットしていく。
カットされた革は縁を薄くすき、厚みを出すための革やパッドが接着され、裏の革を貼り合わせて縫いの作業へと進む。
これは手縫いが主体で、菱目という工具でステッチ穴をあらかじめ開け、「レーシングポニー」と呼ばれる木製の器具にこれを挟んで、1本の糸の両端にそれぞれ針を通し、交互に穴に通して縫いあわて行く。これが「クチュール・セリエ（couture sellier）」あるいは「クジュ・セリエ（cousu sellier）」と呼ばれる技法で、もともとは馬具を製作するためのものであるという。

ジャン・ルソーのデザイナー兼テクニカル・ディレクターのユーリ・タイフュールさん。経験豊富なユーリさんの指揮のもと、東京のアトリエで高品質なストラップが作られる。＞＞＞持ち主に合わせた最終工程を経て、最愛の一本が完成
「パンス・セリエ」と呼ばれる道具にストラップを固定し、1本の糸の両端に針を付け、交互に穴に差し込んで縫い合わせていく。これは馬具制作の技法がベース。

アトリエには各種の幅に応じて、たくさんの金型が用意されている。
豊富に用意された金型を使い、ハンドプレスで革をカットする

種類は豊富でｸﾛｺﾀﾞｲﾙが約20種類以上、その他ﾘｻﾞｰﾄﾞ、ｵｰｽﾄ、ｶﾞﾙｰｼｬ、ﾗﾊﾞｰなどなど、多数ご用意！

金額もﾌﾙｵｰﾀﾞｰで約\21,000～\60,000位まで！

今年、ｶｽﾀﾏｲｽﾞをお考えの方はご連絡下さい。
いろんなｱﾄﾞﾊﾞｲｽさせていただきます。

　　　　　　　　　　　　UNITEDSALON　支配人　辺春成行