世界の海洋環境改善に貢献するための限定ボックス
「オリス オーシャン トリロジー」

世界の海洋環境改善に貢献するためのオリスのリミテッドエディションシリーズです。

オリスと海洋環境プロジェクト

オリスの社会貢献活動のひとつに世界の海洋環境改善に取組む非営利団体支援があります。

オリスの社会貢献は、特に海洋環境に力を入れています。

ガベージ・スクリーニングとコラボしたクリーンオーシャンリミテッドエディションです。先の2モデルはサンゴ礁再生と、海洋汚染改善の為のものですが、ブルーホエールリミテッドエディションは最大の海洋動物にフォーカスするものです。

キャンペーンや保護活動が過去数十年にわたって行われてきた今でも、大型鯨13種のうち6 種が絶滅危惧種に指定されています。鯨製品の不買運動や国際取引禁止措置などにも関わらず、毎年1000頭以上の鯨が商業目的で殺されています。

現在、ブルーホエール（シロナガスクジラ）は世界に1万頭にまで減っていると考えられています。食物連鎖の頂点にあるこの巨大な動物は、1 日4トンのオキアミを食べ、体長30メートル、体重200トン(象300頭分)にも成長します。5300リットルの血液が循環している巨体の声は188デシベルで録音されたこともあります。ジェットエンジンより40デシベルも大きな音です。

ブルーホエール（シロナガスクジラ）を守ることができなければ、この惑星を守ることは不可能です。

オリスのブルーホエールリミテッドエディションは、鯨やイルカの保護活動を専門にする慈善団体ホエール & ドルフィンコンサベーション（WDC）を支援するモデルです。本団体の海洋生物学者ファビアン・リッターを6ページでご紹介します。

「これまでも私たちは社会活動に積極的に参加してきました」とオリスの共同経営責任者ロルフ・スチューダーは語ります。「世界が直面する環境問題には、私たち個人としても企業としても責任があると思います。ブルーホエールリミテッドエディションは、オリスとしては非常に生産数が少ない特別な時計で、絶滅の危機に瀕するシロナガスクジラの問題を象徴するものです。WDCとの協賛は大変喜ばしく、今後の進展が楽しみです。」

トラッシュ（ゴミ）をトレジャー（財宝）に

オリス オーシャン トリロジー ボックスについて

深海のジャイアント

巨大なブルーホエール（シロナガスクジラ）は世界最大の動物ですが、絶滅の危機にあります。オリスはこの雄大な生き物を保護する為にホエール＆ドルフィンコンサベーションとパートナーになりました。

ブルーホエール（シロナガスクジラ）は地球上で最大の動物ですが、現在絶滅危惧に瀕しています。

オリスの新しいパートナーであるホエール＆ドルフィンコンサベーション（WDC）は生体調査及び保全活動を30年にわたって支援してきた団体です。一時シロナガスクジラは35万頭いたこともあるのですが、産業革命前の乱獲により激減し、今ではわずか1万頭から2万5千頭しか残っていないと考えられています。

今では商業捕鯨による影響はありませんが、漁網に絡まり命を落としたり、環境変化によって生息場所を失ったり、人間活動による有害な騒音に晒されることなどによる生存の危機に直面しています。

WDCはこれらの問題解決に取り組む世界中のプロジェクトにかかわり、各地の政府機関や鯨と船の衝突事故が多発するスリランカ沖でツアーを運営する旅行会社などに働きかけています。国際捕鯨委員会が南極半島で実施しているシロナガスクジラに関する調査活動でも、WDC の科学者たちが写真識別やビデオ追跡などのビジュアルサーベイ、受動音響モニタリングなどで生体情報を採取して貢献しています。

オリス ブルーホエール リミテッドエディションはWDCの活動を支援するために、アクイスダイバーズウォッチをベースに作られました。45.5ミリ径の50気圧（500m）防水ステンレススチールケースに、アクアブルーセラミックのベゼルとアクアブルーダイアルをセットし、アクイス初の3、6、9時位置にレイアウトしたクロノグラフムーブメント搭載のモデルです。ケースバックにはシロナガスクジラと限定番号が刻印されています。200本限定生産で、再生PET製スペシャルプレゼンテーションボックスに入ったオリス オーシャントリロジーセットでのみの販売です。

ブルーホエール（シロナガス クジラ）

シロナガスクジラは深海に生息しており、沿岸に現れることは稀です。世界最長・最重量で、その声の音量も最大です。

鯨について

オリスの新しいパートナー団体、ホエール＆ドルフィンコンサベーションの海洋生物学者ファビアン・リッターが、ブルーホエール（シロナガスクジラ）を保護しなければならない理由を説明します。

WDCについてと、そこでの活動について教えてください。
WDCは鯨やイルカの保護を専門とする慈善団体です。1987年設立で、ドイツ、スコットランド、アメリカ合衆国、オーストラリア、アルゼンチンに拠点があります。キャンペーンやロビー活動を通して政府機関にアドバイスしたり、保全や調査、救助、教育活動などを支援しています。私は海洋生物学者として25年間鯨類の研究を続けており、WDCのドイツ事務所で海洋保全活動を指揮しています。

シロナガスクジラの保護が必要な理由は？
シロナガスクジラ地球環境問題の象徴です。エコシステムの中で重要な役割を果たすこの動物を保護できれば環境全体の回復が期待できるのです。私たちは漸く、この大きな動物が生態系のバランスをとる役割を認識し始めたところです。

シロナガスクジラのどこがそんなに特別なのですか？
シロナガスクジラは地球上で最大の動物です。人間同様空気呼吸で、寿命も長い。小型飛行機並みの体長で、心臓は自動車くらいのサイズで、舌の重量だけで象一頭分あります。新生児でも体調7メートルで、1時間毎に3.5キロも成長します。実際に見ると本当に感動的で、人間の小ささを実感します。

どこで見られますか？
北半球でも南半球でも見ることができますが、深海を好むので海岸近くにいることはごく稀です。1年を通して見ることができるのは、スリランカと南極のみです。

生存する個体数は？
35万頭いたとされる時期もあるのですが、産業革命前の乱獲によって、今ではわずか1万から2万5千頭にまで減っています。現在でも減少傾向にあり、地域によっては絶滅危惧に瀕しています。

生態で分かっていることは？
シロナガスクジラの大きな脳は、大海で餌やほかの鯨の位置を把握したり、経験したことを記憶したりできます。鯨類は概して知的レベルが高く、意思をもって、状況に応じて行動する能力を持っています。感情や思考能力もあります。私たちが思っている以上に人間に近い面を持っているのです。

彼らにとって最大の危険とは？
有毒化学物質、プラスチック、燃油などによる水質汚濁はその一つですが、音によってコミュニケーションをとったり位置関係を把握したりする彼らにとって、騒音も大きな問題です。漁網はあらゆる生物をとらえますが、鯨も例外ではありません。シロナガスクジラは比較的ゆっくり泳ぐので、船舶にぶつかって怪我をしたり死亡することもあります。残念なことに、ホエールウォッチングの船が鯨に近づきすぎて自然行動の邪魔になる場合もあり、そういう無責任な行動も鯨を危険にさらすことになります。シロナガスクジラはもう捕鯨の対象にはなっていませんが、いわゆる「調査捕鯨」は議論の的です。密漁による危険もあります。

WDCの保護活動はどのようなものですか？
大まかにいうと、啓蒙、広報、及び大規模な化学プログラムに参加することなどです。政治的、経済的な決定権を持つ人々に情報提供することが鍵です。「鯨を救うことは地球を救うことであり、私たち自身を救うことになる」というメッセージをすべての人に伝えたいのです。

私たち個人レベルでできることは？
プラスチックの使用を避けて長持ちする環境に良いものを使うこと、水を大切にして、環境にやさしい交通手段を選ぶこと、魚や肉を食べる量を減らすこと、つまり自分のカーボンフットプリントを減らして、余分な殺生をしないことです。そしてWDCのような団体を支援することはとても有益です。

オリスとのパートナーシップはどのように役立ちますか？
この素晴らしい動物に対する社会の関心を高める助けになります。私たちの活動に対する多額の寄付も大変ありがたいです。

オリス オーシャン トリロジーをどう思いますか？
再生プラスチックでできた高品質なボックスは素晴らしいと思います。シロナガスクジラの寿命が80から90歳であることを考えると、海洋ゴミになる可能性がある安価なプラスチックを使うことはやめるべきです。WDCはオリスと供にシロナガスクジラの保護活動に取り組むことを誇りに思います。

継続する使命

オリスのオーシャンズプロジェクトはクリーンな海を取り戻し、海洋環境の保護・改善に向かう変化を起こすことを目標にしています。

オリス オーシャン トリロジーは3つのリミテッドエディションのセットです。それぞれの時計が、海洋環境を保護または改善する活動によって、命の源である水を守ることにスポットライトを当てます。

新たに発表するブルーホエール リミテッドエディションは、先に発表されたグレートバリアリーフリミテッドエディションIIIとクリーンオーシャンリミテッドエディション同様、高性能のアクイスダイバーズウォッチをベースにしています。

グレートバリアリーフリミテッドエディションIIIは世界最大のサンゴ礁の保護活動を支援します。

グレートバリアリーフはここ数年のサンゴの白化で大きなダメージを受けました。水温上昇によって栄養源の藻を吐き出して白化したサンゴは、水温が下がらなければ死んでしまいます。

グレートバリアリーフリミテッドエディションIIIは、白化から生き残ったサンゴを使った再生プログラムを実施するNPO、サンゴ礁保護基金を支援します。

クリーンオーシャンリミテッドエディションは、特殊な浮遊装置で河川から海に流れ込むプラスチックごみを回収する、パシフィック・ガベージ・スクリーニングを支援します。

オーシャントリロジーセットは海洋環境にとって重要な3つのプロジェクトに参画するもので、限定200セットが再生プラスチック製のスペシャルプレゼンテーションボックスで提供されます。

ORIS BLUE WHALE LIMITED EDITION
オリス ブルーホエール リミテッドエディション

Ref：771 7743 4185-07 8 24 05PEB
ケース径：45.5mm
ケース素材：マルチピースステンレススティール
防水性：50気圧（500m）
ストラップ：マルチピースステンレススティール製ブレスレット、フォールディングクラスプ
ムーブメント：自動巻、Cal.Oris771、48時間パワーリザーブ
仕様：時・分・クロノグラフ1/4秒針、スモールセコンド、30分計、12時間計、4-5時位置の間にデイト表示、デイトコレクター、ファインタイムデバイス、ストップセコンド針、アクアブルーダイアル、ねじ込み式のケースバックにブルーホエールのエンボス加工、「グレートバリアリーフリ ミテッドエディションIII」と「クリーンオーシャン リミテッドエディション」との3本セットでのみ販売、再生プラスチック製スペシャルボックス入り
限定：世界限定200本

ORIS OCEAN TRILOGY
オリス オーシャントリロジー

グレートバリアリーフ リミテッドエディションIIIとクリーンオーシャンリミテッドエディション、このボックス限定のオリス ブルーホエール リミテッドエディションとの3本セット、再生プラスチック製スペシャルボックス入り
限定：世界限定200本
価格：1,200,000円（税抜）