VACHERON CONSTANTIN | ヴァシュロン・コンスタンタン 2021新作 18世紀ジュネーブの高級時計製造の精神を持ち続ける新しい時計。ヴァシュロン・コンスタンタン「トラディショナル・コンプリートカレンダー」

　2021年の新作としてヴァシュロン・コンスタンタンより、段差をつけたラウンド型ケースとラグ、コインエッジの模様を刻んだケースバック、レイルウェイのミニッツトラック、ドーフィン型の時針と分針など、「トラディショナル」のクラシカルな特徴を反映したコンプリートカレンダーモデル「トラディショナル・コンプリートカレンダー」が登場します。「トラディショナル・コンプリートカレンダー」のカレンダー表示には、曜日と月名の表示をダイヤル外周に離して置き、日付はセンター針で表示するヴァシュロン・コンスタンタンの独創的なスタイルが受け継がれています。6時位置の高精度ムーンフェイズがこの配置をさらに引き立てています。

　クラシカルな時計製造の伝統を現代的に表現するヴァシュロン・コンスタンタンの「トラディショナル」コレクションは、啓蒙主義時代に時計づくりに励んだジュネーブの「キャビノティエ」と呼ばれる時計職人たちが製作した時計を思い起こさせます。当時の時計と同様に、「トラディショナル」の際立った特徴は、簡潔なスタイルや複雑機能の表示の完璧な視認性にあります。この新しいモデルは、トリプルカレンダーの名でも知られるコンプリートカレンダーによって日付、曜日、月を表示し、これに月相と月齢を示すムーンフェイズが加わります。ケースバックのコインエッジ模様やスリムなベゼル、レイルウェイのミニッツトラック、2面のファセットを施したドーフィン型の針、ホワイトゴールド製のバトン型アプライドアワーマーカーなどは、時計デザインがどこまでも機能に役立つように要求された1920年代の時計製造の実用主義が貫かれています。

独創的な表示

　既存の18Kピンクゴールドのモデルに続く新しい「トラディショナル・コンプリートカレンダー」は、41㎜ケースに18Kホワイトゴールドを用い、ベルベット仕上げのスレートグレーダイヤルを採用しています。この新しい色調がダイヤルの表示スタイルを引き立て、時計に現代的な印象をもたらしています。曜日と月表示は、一般的なトリプルカレンダーのようなダイヤル中央寄りではなく、外周部に左右離れて置かれ、日付は先端に三日月型のモチーフを配したセンター針を使って控えめに示されます。この独特のレイアウトによって、高精度ムーンフェイズをダイヤル下部にゆったり置くスペースが生まれています。