ULYSSE NARDIN | ユリス・ナルダン 2023年新作 文字盤をアベンチュリンに刷新。ユリス・ナルダン「ダイバー スターリーナイト」「マリーン トルピユール ムーンフェイズ アベンチュリン」

　2023年の新作としてユリス・ナルダンより、「ダイバー」と「マリーン」2つのタイムピースの文字盤をアベンチュリンに刷新した新作「ダイバー スターリーナイト」「マリーン トルピユール ムーンフェイズ アベンチュリン」が登場します。

「ダイバー スターリーナイト」は眩い輝きを放つダイバーズウォッチ、「マリーン トルピユール ムーンフェイズ アベンチュリン」はこれまでに設計された海洋計器の中で最も多くの受賞歴を持ち、高い信頼性を誇るユリス・ナルダンのマリンクロノメーターから着想を得たモデルです。

　アベンチュリンにまつわる伝説によると、13世紀、有名なガラス工房の集まるヴェネチアのムラーノ島で、ある職人が溶けたガラスの鍋の中にうっかり銅の粉を落としてしまい、イタリア語で「偶然」を意味する「アヴェンチュリーナ」、すなわちアベンチュリンガラスが誕生したそうです。この壊れやすい素材を扱うには、職人にかなりの専門知識が要されます。まず、アベンチュリンのブロックから薄いプレートが切り出されます。完全に均一で、気泡がなく、銅の輝きが均一なものだけが新作「ダイバー スターリーナイト」「マリーン トルピユール ムーンフェイズ アベンチュリン」の文字盤の製作に使用されます。

伝統と精度「マリーン トルピユール ムーンフェイズ アベンチュリン」

　19世紀と20世紀にかけて、ユリス・ナルダンは、世界中の海軍のためのデッキクロノメーターの名手として名声を博しました。これらの計器の精度は、海上で船舶の位置を特定するための経度の計算に極めて重要でした。当時、メゾンはその卓越した精度で数々の賞を受賞し、世界50カ国以上の海軍、測地研究所や天文台に発明品を提供してきました。こうした航海に関する背景から、ユリス・ナルダンはその技術力をよく表すアイコニックなマリーン クロノメーターを製作しました。2017年には、フルーテッドベゼルやローマ数字、ダブルカウンター、ロジウム仕上げの針など、その技術的および美的コードをマリーン クロノメーターから受け継ぐタイムピース、「マリーン トルピユール」を発表し、新世代のクロノメーターが誕生しました。

　新作「マリーン トルピユール ムーンフェイズ アベンチュリン」は300本の限定生産で、夜空を思わせる煌めくブルーアベンチュリンの文字盤が、42mmのステンレススティール製ケースに収められています。ユリス・ナルダンの一貫したマニュファクチュールで設計から組み立てまでを完了する自社製キャリバーUN-119を搭載し、さらにこのムーブメントにはシリシウム製ヒゲゼンマイとDIAMonSIL製ガンギ車およびアンクルが備わっています。シリシウムに合成ダイヤモンドを組み合わせることで耐摩耗性と耐衝撃性を強化したこの特許技術は、2007年にフリークに初めて導入されました。最後に、ダブルカウンターは12時位置にパワーリザーブ、6時位置にスモールセコンドが配され、同じく6時位置にあるムーンフェイズディスクは、月が星空に姿を見せるたびにエレガンスを演出します。このタイムピースは50m防水で、フォールディングクラスプの付いたブルーのアリゲーターストラップを合わせています。

星雲へのダイビング「ダイバー スターリーナイト」

　天の川の色彩からインスピレーションを得た新作「ダイバー スターリーナイト」が、煌びやかで魅惑的な文字盤を披露します。ユリス・ナルダンの職人が、虹色に輝くマザー・オブ・パールとブルーアベンチュリンガラスの2枚のプレートを重ね合わせこの文字盤を作り上げました。

　ベゼルを囲むダイヤモンド(0.8カラット)と、11個のインデックスに散りばめられたダイヤモンド(0.12カラット)が、「ダイバー スターリーナイト」にさらなる輝きを添えます。この機械式の心臓部、キャリバーUN-816はシリシウム製ガンギ車とアンクルを備えています。ポリッシュとサテン仕上げのこのステンレススティール製ダイバーズウォッチは300m防水仕様で、39mmというケース径はあらゆるサイズの手首にフィットします。ダークブルーのテクスチャードラバーストラップあるいはホワイトアリゲーターストラップを装着し、さらに針と12時のインデックスにはホワイトのスーパールミノバ®を施すことで、暗い場所でも優れた視認性を保証します。