SPEAKE MARIN | スピークマリン 2022新作 ブランド初のステンレススティール製ブレスレットウォッチ。スピークマリン「リップルズ」

　2022年の新作としてスピークマリンより、ブランド初のステンレススティール製ブレスレットを採用した「リップルズ」が登場します。「リップルズ」は、現代建築からインスピレーションを受け、時計製造のディテールに愛着を持つ現代の美意識の高い人々のためにデザインされたスポーツシックなコレクションです。

「リップルズ」 のインスピレーション

　“ラ・シティ” と名付けられた新しいケースは、ビジネス、伝統、デザインが融合したロンドンの金融街（シティ）の名を冠した建築にインスパイアされています。ラウンドスクエア、あるいはラウンドの中のスクエアともいえる独創的なデザインが与えられ、またビッグベンと呼ばれる針はスピークマリンのイギリスのルーツへのオマージュとなっています。

　カジュアルなエレガンスに妥協したくない時計愛好家のためにデザインされた「リップルズ」は、日常生活に溶け込み、ビジネスでもカジュアルでも、１週間を通してシーンを選ばず身につけることができるタイムピースです。 その独自の現代的なデザインは、オーナーとなる人の感性の高いセンスを表現し、時計に対する造詣の深さを示しています。

　スピークマリンが開発した新しい「リップルズ」の文字盤仕上げは、現代アートやモダンな工業デザインに用いられる素材からインスピレーションを得ています。革新的で複雑な文字盤は、光が当たる角度によって色や模様が変化し、様々な表情をみせてくれます。

「リップルズ」開発

「リップルズ」に搭載される新設計の自社製ムーブメントSMA03-Tは、スピークマリンのアトリエ、Le Cercle Des Horlogersで生まれました。1時30分の位置にあるスモールセコンドは、スピークマリン独自の自社製ムーブメントの特徴で、現代の時計製造の制約を押し退けるブランドのノウハウを反映したものです。内蔵されたマイクロローターにはサンブラッシュ仕上げが施され、サファイアクリスタル製のケースバックからは、その精緻なメカニズムを鑑賞することができます。またポリッシュ仕上げとサテン仕上げのリンクが交互に並ぶSS製ブレスレットが装着され、その滑らかさと、しなやかさにより、非常に快適な着け心地をかなえてくれます。またケースと一体構造のため、人間工学的にも装着感に優れ、脱着時にも安全なダブルフォールディングクラスプを装えています。

スピークマリン "自社製 "ムーブメント戦略

　2015年よりスピークマリンでは、スイス・ヌーシャテルにあるアトリエ内で独自ムーブメントの開発・組み立てを全面的に行うムーブメント戦略を開始しました。この新たな戦略により、オープンワーク、クローズドダイヤル、オートオルロジュリーのムーブメントを含む「SMA」コレクションが誕生しました。まず、スピークマリンは、オートオルロジュリーの3Hzムーブメント（ミニッツリピーターとダブルトゥールビヨン）に力を入れました。そして4Hzのムーブメントを開発し、新作「One&Two」に透かし彫りのムーブメントSMA01として搭載されました。このムーブメントは、1時30分に配置されたスモールセコンドと内蔵されたマイクロローターが特徴的です。1時30分のスモールセコンドは、時計製造の規範から脱却するというスピークマリンの目標に合致しています。

　スピークマリンはスモールセコンドを1時30分に配置する唯一の時計メーカーで、同位置のスモールセコンドは時刻合わせのモジュールを通過しなければならないため、ムーブメントの開発において大きな制約となります。新キャリバーSMA03-TはSMAムーブメントファミリーの一つで、1時30分位置にスモールセコンドを配置したオープンワーク・コレクションの特徴を踏襲。SMA03-Tの"T "は、伝統的な高級時計製造のノウハウにちなんで「Tradition（伝統）」を意味し、ロジウム、インナーアングル、ハンドポリッシュ・アングルなど、伝統的で非常に高級な仕上げがこのムーブメントに追加されています。

「リップルズ」は、エレガンスと繊細さを表現したラグジュアリースポーツウォッチとして、シーンを選ばず身につけることができるタイムピースといえます。