RICHARD MILLE | リシャール・ミル 2025新作 パフォーマンスの再定義。リシャール・ミル「RM 43-01 トゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフ フェラーリ」

・究極のトゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフ
・フェラーリのレガシーにインスパイア
・世界限定150本：マイクロブラスト チタン製75本、カーボンTPT®製75本

　2021年以来、リシャール・ミルとフェラーリのコラボレーションは、技術革新、画期的なデザイン、比類なきパフォーマンスの揺るぎない追求を原動力とする2つのエンジニアリングパワーハウスを結びつけました。

　2022年、このコラボレーションは最初の傑作RM UP-01を発表しました。厚さわずか1.75mmのこの時計は、業界関係者や両ブランドのファンを驚かせました。

　そして今、リシャール・ミルの最も複雑なハイコンプリケーション機構であるトゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフを、マラネロとレ・ブルルーのダイナミックでクリエイティブな交流によって刷新し、RM 43-01 トゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフ フェラーリを誕生させました。

コラボレーションのマイルストーン

　RM 43-01トゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフ フェラーリは、マイクロブラストとポリッシュ仕上げが施されたグレード5チタンとカーボンTPT®のミドルケースを備えた75本限定モデル、そしてリシャール・ミルのためだけに使用される軽量で耐久性の高い複合材、カーボンTPT®の75本限定モデルです。

「2つの異なる個性を表現するために、2種類のケースを用意しました。チタンケースには『ジェントルマン・ドライバー』のエスプリを、カーボンケースにはよりエネルギッシュな心を表現しました』と、リシャール・ミルのケーシングテクニカルディレクター、ジュリアン・ボワラは語ります。

　フェラーリのCentro Stileは、時計のデザインにおいて重要な役割を果たしました。全体的な美学から、リューズや針のほか、ストラップはPurosangueのシートデザインから着想を得るなど、細部に至るまで彼らのスタイリスティックな影響が反映されています。ムーブメントの開発時に意図的に空けられたスペースには、499Pのリアウィングの形にインスパイアされたチタン製のプレートが埋め込まれており、その上にはCavallinoロゴがレーザーで彫刻されています。マイクロブラスト加工が施され、サテン仕上げとポリッシュの面取りが施されたこのプレートは、キャリバー全体に見られるブランドの専門技術の高さを示しています。

　リシャール・ミルとフェラーリとのクリエイティブかつテクニカルな深い交流により、RM 43-01は、フェラーリの比類なき技術世界からヒントを得た、繊細でありながらダイナミックなビジュアルとテクニカルエレメントの数々を織りなしています。

　フェラーリのエンジンブロックやクランクケースの複雑な形状からインスピレーションを得た様々な表面処理、仕上げ、コントラストを効かせたディテールによって、ムーブメントデザインの立体感を高めることに重点を置いています。

　地板のメタリック仕上げは、サンドキャストで鋳造されたエンジン部品の工業的精度を彷彿とさせ、マイクロブラスト仕上げのブリッジは、フェラーリのエンジンカバーの強靭なマットな表面を思い起こさせます。隆起した稜線、対照的な色調、小さなX字型の支柱で飾られた角ばった構造に金色の六角ソケットヘッドスクリューが散りばめられています。これはフェラーリのエンジンブロックやクランクケースに見られるパターン、パーツ、ディテールから連想されたものです。

　フロントサイドには、V8エンジンのクラッチホイールのように香箱の石がセッティングされ、488 challenge evo、Daytona SP3やSF90 Stradaleのようなダイナミックで角ばった外装のディテールが、ケースのスタイリング、プッシュボタン、インデックスの要素に反映されています。フェラーリのダッシュボードを飾るタコメーターのように、スケルトナイズされた30分積算計も文字盤の中で際立っており、シャーシレイアウトにおいてドラマチックで立体的な要となっています。

　ジュリアン・ボワラは次のようにコメントしています。「フェラーリのチームは、この新しいプロジェクトのために2年間、私たちと非常に密接に協力してくれました。私たちはこの時計をデザインするとき、性能を高める新しい方法を見つけ、耐久性をさらに向上させる新しい素材を発見したのです。フェラーリを副操縦士としてこの冒険ができたことは、信じられないほど刺激的なことでした」

エクストリームなエンジン

　リシャール・ミルとフェラーリの両社にとって、トゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフは、新しいタイムピースに不可欠な基盤であると考えられていました。このモデルは、時計製造において最も複雑で伝説的な2つのハイコンプリケーションのシームレスな融合に根ざしています。トゥールビヨンという回転する驚異の機構、スプリットタイムを記録するための2つの針、目もくらむようなムーブメント構造、そして自動車製造の深い伝統を備えています。

　キャリバーRM43-01は、3年の開発期間をかけて1から設計されました。極めて軽量かつ強靭なこの複雑機構は、高度にスケルトナイズされたグレード5チタン製の地板と、チタンとカーボンTPT®から作られたブリッジによって支えられています。効率性を追求したこのモデルは、2時位置の5N PVDチタン製インジケーターに70時間のパワーリザーブを表示します。このエネルギーのクオリティは、トルクインジケーターからも見ることができます。そしてファンクションインジケーターが、このダッシュボードを完成させます。

　チタン製キャリッジを備えたオフセンター配置のトゥールビヨン脱進機は、12秒インデックスを5つの放射状ブレードで読み取る革新的なアクティブセコンド表示によって、この時計に卓越したキネティシズムをもたらします。

　リシャール・ミルの長年のパートナーであるオーデマ ピゲ・ル・ロックル（APLL）とのコラボレーションにより設計されたキャリバーRM43-01は、スプリットセコンド機構に様々な改良を加えました。集中的な研究開発とコンピューター シミュレーションにより、新世代の部品が開発され、パワーリザーブを通じてより安定したトルクレベルを実現しながら、パワー消費を最適化しました。

「ムーブメントマニュファクチュアとしての私たちの仕事は、ますます科学的なものになってきています。それにより、これまで以上に優れた性能を発揮しながら、より耐久性のあるコンポーネントを生み出すことができています」とリシャール・ミルのムーブメントテクニカルディレクター、サルヴァドール・アルボナ語ります。

　RM 43-01 トゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフ フェラーリは、マイクロコンポーネントから素材に至るまで、あらゆる要素がフェラーリの自動車と同じように性能というレンズを通して検討されました。必然的に、ひとつひとつの設計上の決定が、ある部品の完全性と技術的能力に影響を与えることになります。広範な衝撃テスト、シミュレーション、そして深い研究により、すべてのパーツがリシャール・ミルの妥協のない基準を満たすことが保証されました。

　RM 43-01 トゥールビヨン スプリットセコンドクロノグラフ フェラーリは、フェラーリの遺産に対する真のオマージュであり、アイコニックなデザインと比類なきパフォーマンスが融合しています。時計と自動車のシナジーの頂点を象徴するこのモデルは、美と機能が融合し、情熱が革新を生み出すのです。