PARMIGIANI FLEURIER | パルミジャーニ・フルリエ 2024新作 トンダ PFコレクションの36mmケースに3つの新しいデザインが登場。パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PF オートマティック」

最高水準の時計の機械技術

　1996年の創業以来、パルミジャーニ・フルリエは、基本的な価値へのこだわりによって、存在感を際立たせてきました。基本的な価値とは、高度なウォッチメイキング、高い付加価値、最高級の仕上げ、オートオルロジュリーのムーブメントなどです。四半世紀以上にわたり一貫して培われたこの卓越性の追求が、ブランドが時計愛好家にも受け入れられる理由です。

　パルミジャーニ・フルリエのクラシックレディースコレクションの開発は、1996年の創業当初からスタートしています。

　ひとつひとつのモデルが自社の厳格な基準によって、手作業で装飾された機械式のムーブメントを備えています。ゴールドまたはプラチナのケースは、バージョンによってはダイヤモンドがセットされ、ダイヤルにはバゲットカットのダイヤモンド製のアワーマーカーが採用されるなど、細部へのこだわりを反映しています。28年経った今でも、この厳しい基準は変わりません。

洗練されたミニマリズム

　2024年に発表されたトンダ PF オートマティックも、この基準に則り開発されたモデルです。現代的でミニマルな美観と、高級時計の芸術を愛する新世代の女性たちを顧客イメージにデザインされました。精緻なラインと熟練したクラフツマンシップが表現された時計を好むのは、控えめで上品なスタイルを重視する顧客層です。

　18Kピンクゴールド製でダイヤルにバゲットカットダイヤモンドを装飾したモデルと、18Kピングゴールドとステンレススティールのコンビネーションのモデルは、まるで芸術作品のような繊細なセッティングを特徴としています。いずれのモデルも、メゾンの上品な優雅さに焦点を当てて設計されています。トンダ PF オートマティックをデザインする上でのルールは、ただひとつ。それは、不要で豪華なものより必要なものだけを、ということ。その唯一無二のアイデンティティが、端正な独自のシグネチャーに忠実でありながら、極上の快適性を約束します。

　新しいトンダ PF オートマティックは、純粋主義とゆたかさが交差するところで、奥ゆかしさと華やかさの間の、繊細で絶妙なバランスを反映しています。

　流れるようなデザインと奥の深いメカニズムが組み合わされた、コントラストが魅力的なトンダ PF オートマティック。手首に浮かぶように軽やかでいて、オートオルロジュリーの複雑な世界を内包しています。この二元性は、美しく高機能なタイムピースに新たな深みを与えています。

エシカルなゴールドとダイヤモンドのみを使用

　パルミジャーニ・フルリエでは、厳格なスイスのオートオルロジュリーのルールを遵守しています。これらの基準は、もっとも厳しい国際基準によって倫理的に認証されたゴールドとダイヤモンドの使用管理にも、例外なく適用されます。

　グローバルなトレーサビリティは、採掘から完成した製品に至るまでのすべての過程で、最高水準の透明性と管理基準を満たしています。

　採用されるゴールドとダイヤモンドは、RJC（Responsible Jeweller y Council：責任ある宝飾品のための協議会）によって認証された資源です。

ダイヤモンドデザイン、華麗な流動性

　トンダ PF オートマティックは18Kピンクゴールド製で、ダイヤモンドが散りばめられ、パルミジャーニ・フルリエらしい軽やかさと高貴な精神をさりげなく表現しています。リューズからブレスレットにかけて貴石の描くパターンがビジュアルアイデンティティとなり、ブレスレットの流れるような美しいラインを強調しています。

　ブレスレットの外側に配されたブリリアントカットダイヤモンドは、このコレクションならではの特徴で、造形されたゴールド製ケースに完璧にフィットするように、ひとつひとつ異なるサイズの石がセットされています。ケースのうちベゼルだけがブリリアントカットのダイヤモンドで飾られている一方で、バックルはダイヤモンドで覆われ、18Kピンクゴールドのロゴだけが見えるようにデザインされています。

　隠されたもの、それはすなわち、自分だけの親密な喜びであり、触ることのできる物体の美しさを明らかにするものです。感覚的で貴重な価値を持つ時計の有機的な心臓部が、感情に語りかけることで、喜びが強調されます。

　美しく輝くような、特別な存在感を放つこの時計にも、技術的な精密性と巧みな技術力がつまっています。ダブルバレルの自動巻きムーブメント、手彫りのギョーシェダイヤル、卓越した仕上げのブレスレットなど、他にも細やかな工夫がなされた特徴を備えています。これらのディテールが、美しいオブジェと機械芸術に対するメゾンの情熱を映し出しています。

独創的でゆたかなアイデンティティ

　トンダ PF オートマティックは、その性質上きわめて貴重な時計です。直径36mmというサイズが、内蔵された自社製ムーブメントと、創造的かつ美的な仕上げを組み合わせることを可能にしています。

　18Kピンクゴールドのみでつくられたモデルでは、メゾンを象徴する「ウォームグレー」カラーの手彫りのギョーシェダイヤルと、ピンクゴールドが優美なコントラストを描いきます。

　このダイヤルのグレーの色味が、インビジブルセッティングのバゲットカットダイヤモンドでつくられたインデックスを強調させています。バゲットカットのダイヤモンドは、ベゼルを飾るブリリアントカットダイヤモンドと静かにに呼応し、メゾンのもうひとつのシグネチャーであるローレット加工を際立たせています。

　このさりげない要素が、時計にゆたかで他にはない個性を与えています。

スタイルの中心的要素としてのローズゴールド

「悪魔は細部に宿る」。ベゼルを周るピンクゴールドと、ブレスレットの内側を走るピンクゴールドの二本のラインの繊細な組み合わせは、このことわざを体現しています。

　見た目の美しさだけでなく、ふたつの異なる金属の組み合わせや、各モデルの特有の色合いをつくるには、繊細な技巧が要求されます。完成した時計には、バランスと比率、また視覚的なシグネチャーが表現されていなければなりません。

　トンダ PF オートマティックは、バゲットカットダイヤモンドをアワーマーカーに配し、「ホワイトシトリン」カラーのギョーシェダイヤルで、その高貴さを際立たせています。

　その魅力は見事に調和されています。例えばゴールドとステンレススティールのリンクを単に交互に配置するのではなく、18Kピンクゴールドがスタイルの中心的な要素として取り入れられています。単純な色彩的なアクセントをはるかに超えた、主体的に美しさを表現する役割を果たしています。

　このアプローチは、ローズゴールドモデルのブレスレットにセットされたダイヤモンドと同じく、時計にスタイリッシュな力強さと個性を与えています。