PARMIGIANI FLEURIER | パルミジャーニ・フルリエ 2022新作 ダイヤモンドでデザインされたジュエリーウォッチ。パルミジャーニ・フルリエ「トンダ オートマティック」

　2022新作として、パルミジャーニ・フルリエからフルパヴェダイヤモンドで描かれたバーリーコーン（麦の穂）モチーフのダイヤルの力強くシンプルなジュエリーウォッチ、「トンダ オートマティック」が登場しました。パルミジャーニ・フルリエがこの時計に込めたのは、本質的な美を求める人々へ捧げるメッセージです。

　画家が点描画の技法を用いてキャンバスを埋め尽くすように、「トンダ オートマティック」はデザインされています。点描画とは、小さく明瞭な点をパターン化してイメージを形成する絵画技法のひとつ。パルミジャーニ・フルリエは、ダイヤルとケースに大小千個以上のダイヤモンドを使用し、ダイヤモンドでモチーフを描きました。F-GのカラーとVVSのクラリティの認定を受け、時計業界では稀に見る高い品質を誇るこれらの宝石が、シグネチャーモチーフのバーリーコーンに命を吹き込んでいます。

　18Kローズゴールドまたは18Kホワイトゴールド製の「トンダ オートマティック」のクリアで流れるような輪郭は、瞬時に見る人の目を奪います。バーリーコーンの特徴的なラインを描くダイヤモンドセッティングは、「普通」とはおよそかけ離れたユニークなもの。

　メゾンの代表的なデザインコードのひとつであるバーリーコーンモチーフを、ダイヤモンドセッティングで描いた「トンダ オートマティック」。精密に下地が引かれたゴールドの限られたスペースに、直径の異なる7サイズのダイヤモンドを使用したスノーセッティングによって、バーリーコーン模様を際立たせるというのは、とても困難な挑戦でした。

繊細な構図
　両モデルともに、ダイヤルには合計979石のブリリアントカットダイヤモンドがセットされ、大きく開いたダイヤルの表面にうねる波を思わせるパターンを描いた繊細な構図は、職人の仕事の複雑さを物語っています。ベゼルとラグにも、合計70石のブリリアントカットダイヤモンドがセットされています。リューズには、ホワイトゴールドモデルにブルーサファイア、ローズゴールドモデルにホワイトオパールのカボションが飾られています。

　直径36mmのジュエリーウォッチは、一見とてもフォーマルですが、その美しさは同時に上品で控えめです。内にはパルミジャーニ・フルリエのウォッチメイキングセンターで精巧につくられた、自動巻き自社製ムーブメントが搭載されています。キャリバーPF310は50時間のパワーリザーブを備え、22Kローズゴールド製のローターにはダイヤルと同じバーリーコーンが彫刻されています。18Kホワイトゴールド製はブルー、18Kローズゴールド製はグレーの、優美なアリゲーターストラップは、フランスのレザーエキスパート、エルメス社によって製作されました。

　あますことなくダイヤモンドを散りばめた「トンダ オートマティック」は、私たちの感性を導く奥ゆかしくもパワフルなディテールで表現されたシンプリシティ、ディテールが美しさと同義であるというブランドの創作精神を反映しています。