PARMIGIANI FLEURIER | パルミジャーニ・フルリエ 2021新作 メゾン創立25周年にアップグレードされたコレクション。パルミジャーニ・フルリエ「トンダPF マイクローター」「トンダPF クロノグラフ」「トンダPF アニュアルカレンダー」「トンダPF スプリットセコンドクロノグラフ」

　2021年の新作として、パルミジャーニ・フルリエのトンダコレクションをアップグレードした最新コレクション「トンダPF」コレクションが登場します。「トンダPF マイクローター」「トンダPF クロノグラフ」「トンダPF アニュアルカレンダー」「トンダPF スプリットセコンドクロノグラフ」の4モデルからなる新コレクションです。メゾンの創立25周年という記念の年に発表されるこれらの新しいモデルは、工芸、複雑な機構、合理性の美学をハイライトし、新たな高みへと導きます。

　最新コレクション「トンダPF」は、ディテール、パターン、シェイプ、カーブで表現した、メゾンの創造性を物語るデザインが特徴です。メゾンのもっとも象徴的な自社製ムーブメントを中心に構成されており、さまざまな複雑機構を搭載しています。コレクションを完結させるのは、オールプラチナ製のスプリットセコンドクロノグラフの限定モデル。ムーブメントは、数々の賞を受賞しています。

トンダPF コレクション

「トンダPF」コレクションでは、新しいブランドシグネチャーを使用しています。１２時位置に配された、ダブルエッジのオーバル型の中に収まるPFエンブレム。二層のダイヤルにかけて配置されたインデックス、ダイヤル全体を飾るバーリーコーン（麦の穂）模様のギョーシェ。大きくもなく小さくもないこれらのシグネチャーは、サイズと配置のバランスが緻密に計算されていて、コレクション全体の特徴とする、見えないほど微細なディテールに宿る優美、独創性へのこだわり、世代を超えて使い続けられるデザインと不変な素材による永続性を生み出します。

「トンダPF」は、パルミジャーニ・フルリエのもっとも特徴的なコンプリケーションを搭載した、トンダファミリーに属する新しい時計コレクション。プラチナ製マイクロローターを搭載した、スリムでシンプルな２針の「トンダPF マイクロローター」。非常に薄いダイヤルの層の裏に、高振動のクロノグラフムーブメントを搭載する「トンダPF クロノグラフ」。高度な表示をシンプルなデザインに表現した、レトログラード日付表示の「トンダPF アニュアルカレンダー」。これらの三つのモデルには、ステンレススティール製ケースにプラチナの手彫りのローレット加工ベゼルを備えたものと、18Kローズゴールド製のものがあります。

　 そして、パルミジャーニ・フルリエの最高級モデルとなる「トンダPF スプリットセコンドクロノグラフ」は、限定25本で生産され、ダイヤル、ケース、ブレスレットにプラチナ950を使用し、オープンワークのハイビートスプリットセコンドクロノグラフムーブメントは、金無垢材でつくられています。

サルトリアル

「トンダPF」のどこを見ても、特異なテクスチャー、フォルム、ディテールを楽しむことができます。このコレクションは、飾りでも、誇張でも、華美でもありません。ウォッチメイキングに対する、成熟した、伝統的な仕立て屋のようなサルトリアルなアプローチです。布が金属に、織物がダイヤルに置き換えられた、職人技術が際立つテイラーメイド。肩やウエストラインのカッティングやフィッティングは、ケースやブレスレットに。ナポリやシチリアにあるアトリエのように、シルエット、品格、プロポーション、テイストにこだわっています。男性的エレガンスの制度に由来するあらゆるジャケットのように、「トンダPF」は、時の流れや流行に耐え、使い続けられるように仕立てられています。

　 針はソリッドゴールドでつくられています。細長く、ほぼ全体がオープンワークになっており、この度新たにデザインされました。ベゼルはトンダファミリーの流れを汲むもので、ポリッシュ仕上げの部分と職人の手でローレット加工された部分とがあり、ステンレススティールモデルにはプラチナ950が使用されています。ケースやブレスレットと同じステンレススティールではなく、プラチナというプレシャスメタルを使用する理由は、希少性を高めるためではありません。手で磨き上げれたプラチナは光を受けてより輝き、時計の芸術性を高めます。

「トンダPF」の4つのモデルのケース側面は、直線ではなく、ベゼルに近いほど幅が広く、手首に乗る部分では狭くなっています。これにより、全体のデザインがスリムに見える効果があります。表面は、ラグの表面と同様に、全体がサテン仕上げで磨き上げられています。

トンダPF マイクローター

「トンダPF マイクローター」は、ケース径40mm。ウォームグレーカラーにマットなギョーシェ彫りの、すっきりとしたダイヤルがピュアな美しさをまとわせています。パルミジャーニ・フルリエの基本ムーブメントの、新たなバージョンPF703が駆動します。厚さ3mmの超薄型エンジンは、プラチナ製のマイクロローターが巻き上げを担っています。この小さなローターは、先行バージョンのようにムーブメントの上に乗っているのではなく、ムーブメントの構造の中に組み込まれています。これにより「トンダPF マイクローター」のケースの厚みは7.8mmとなり、快適な着け心地とすっきりと美しい見た目を実現しています。組み合わされた機能はユニークで、時間、分と日付表示。日付ディスクとミニッツトラックの色が統一されており、シンプルな配色がスリムで余剰を削ぎ落とした精悍な表情をつくり出しています。「トンダPF マイクローター」は、日常のあらゆる場面で着用できるデイリーユースの時計です。

トンダPF クロノグラフ

「トンダPF クロノグラフ」は、ケース径42mm。複雑機構を実現するため内側から必然的にデザインされたモデルです。5HzのキャリバーPF070は、スモールセコンドと、ふたつのクロノグラフカウンターを備えた、一体型、高振動のコラムホイールムーブメントです。薄くパターンが彫られたダイヤルに三つのカウンターを搭載するのには、精巧な技術が必要です。

　 ブルーのダイヤル上の、ミニッツトラックおよびカウンターの輪郭には、薄くサンドブラスト加工が施され、それがダイヤルの表面を段差のない同一平面のように見せています。プッシュボタンはラグと同じ形を踏襲しています。「トンダPF アニュアルカレンダー」と同様に、22Kローズゴールド製の新しいデザインのローターが採用されています。

トンダPF アニュアルカレンダー

「トンダPF アニュアルカレンダー」は、ケース径42mm。パルミジャーニ・フルリエのアニュアルカレンダームーブメントモデルの、デザインを刷新したアップデートバージョンです。キャリバーPF３３９は、レトログラード式の日付、曜日、月、そして122年周期のムーンフェイズを両半球で表示します。通常の三針に加えてこれらすべての情報を配置するのは、デザインの本質へのチャレンジでした。

「トンダPF アニュアルカレンダー」では、日付をミニッツトラック上に表示し、ウォームグレーのギョーシェダイヤルにそれぞれ輪郭を際立たせたカウンターを配置することで、コレクションのデザインコードとレイアウトのバランスをとっています。

トンダPF スプリットセコンドクロノグラフ

「トンダPF」コレクションを完結させるのは、限定生産の特別な逸品です。メゾンの25周年を記念して25本限定で発売される「トンダPF スプリットセコンドクロノグラフ」は、パルミジャーニ・フルリエの最高クラスのクラフツマンシップが発揮されています。ケースとブレスレットは、プラチナ製。その深い光沢と独特の艶に合わせて、プラチナ無垢のダイヤルを採用しています。プラチナのサンドブラスト仕上げによって、コレクションに一貫したテーマである、マットで繊細な質感を保っています。

キャリバーPF361は、ジュネーブ時計グランプリで受賞したマニュファクチュールの最高級キャリバー「ChronOr（クロノール）」の新しいバージョンです。このムーブメントの3つの特徴が、真に優れたプロダクトを成しています。ひとつは、地板とブリッジに18Kローズゴールドを使用していること。ふたつめは、ダイヤル側からは見えないにもかかわらず、かなり大きな範囲でオープンワークで、ディテールはサテン仕上げと面取りで仕上げられていること。3つめは、ハイビートスプリットセコンドクロノグラフを搭載していること。同時に始まるふたつの動きを、10分の1秒単位で計時することができます。

粋人のための逸品

「トンダPF」の時計は、なによりもまず、所有者と着用者に語りかけます。徹底的に研究された広範なディテールが、コレクション全体に鋭く、コンテンポラリーな美しさを与えています。飾り立てたものではなく、華美でもなく、それは流行にとらわれない強い美意識とセンスを持つ一部の人々に語りかける、サヴォア・フェール文化を表現した時計です。