PANERAI | パネライ SIHH 2018新作 「ラストロノモ ルミノール 1950 トゥールビヨン ムーンフェイズ イクエーションオブタイム GMT - 50mm」
ラストロノモ ルミノール 1950 トゥールビヨン ムーンフェイズ イクエーションオブタイム GMTはオフィチーネ パネライの初めてのムーンフェイズ表示機能をもつクリエイションであり、日付を表示するためにポラライズドクリスタルを使用した革新的なシステムを搭載しています。このパーソナライズが可能なメイドトゥオーダーのタイムピースは、天才ガリレオ・ガリレイへ捧げるシリーズを充実させます。
ガリレオ・ガリレイに捧げる最新作、ラストロノモ ルミノール 1950 トゥールビヨン ムーンフェイズ イクエーションオブタイム GMTには革新と卓越した時計製造技術が融合しています。そのアイコニックなデザインがオフィチーネ パネライの輝かしい歴史の一部である、ルミノール 1950ケースには、伝統的な複雑機構を革新的な高級スポーツウォッチに解釈する、フィレンツェのメゾンの底力を見せる技術力がつまっています。
パネライの最初のラストロノモは、望遠鏡の発明の結果として、ガリレオが行った天体観測の400周年を記念して、2010年に誕生しました。初代はトゥールビヨン、カレンダー、均時差、サンライズ・サンセット表示の機能を備えていました。この新しいラストロノモ ルミノール 1950 トゥールビヨン ムーンフェイズ イクエーションオブタイム GMTはメイドトゥオーダーで、スケルトン仕様のムーブメント P.2005/GLS(Galileo Luna Scheletrato)を搭載し、オーナーが希望する場所の地理的座標に従って動作するようにパーソナライズされます。これにより、初代がもつ機能に加え、GMTと二つの革新的な要素を実現しました。それは、ムーンフェイズとポラライズドクリスタルによる日付表示の独自システムです。
ムーンフェイズ インジケータ
望遠鏡の発明のおかげで、ガリレオは月の外観と動きに関する革命的な発見をしました。彼は、今日でもなおも驚くべき細部への正確さと観察力をもつ、非常に美しい図面を作りました。ですからガリレオに捧げる時計において、パネライが独自の方法で解釈した古典的複雑機構であるムーンフェイズ表示よりも、理にかなったものはありません。新しいラストロノモのP.2005/GLS ムーブメントの裏側には、昼夜のインジケータがあり、組み合わせて回転する2枚の重なったディスクで構成されるシステムによって、月相をはっきりと表示します。ムーブメントに固定された小さな外部インデックスによって読み取られる上部ディスクは、24時間を表示し、昼間の太陽と夜空の星を表示します。星空の中心には小さな円形の窓があり、そこから下のディスクが見えます。日ごとに約6.1°ディスクが回転することによって、正確な太陰周期(平均29日12時間44分3秒)で、月の姿は満ち欠けを繰り返します。
各時計の動きは時計のオーナーが選んだ場所の座標に基づいて行われ、ムーンフェイズは常にその場所の上空に関係します。もちろん、北半球と南半球の違いも考慮されています。ムーンフェイズ表示と同様に、日の出と日没のインジケータはホーム時刻に関連付けられているため、ホームのタイムゾーンとは異なるタイムゾーンの都市にオーナーがいても、インジケータはホーム時刻での状況を表示し続けます。オーナーはGMTの針で時刻を確認することになります。
そして、6時位置には、実際の時間(真太陽時)と日常で使用されている時間(平均太陽時)の差である均時差を、プラスマイナス15分の範囲で表示する水平インジケータが配されています。
スケルトン仕様のP.2005/GLSムーブメントと完璧にマッチするように設計された、ポラライズドクリスタルの日付表示
ムーンフェイズ表示と同様に、手巻きのP.2005/GLS キャリバーには特徴的なパネライ トゥールビヨンがあります。洗練されたスケルトンのムーブメントと、文字盤の不在によって、トゥールビヨンは時計の正面と背面の両方から鑑賞することができます。伝統的な文字盤に見られるすべての要素がムーブメントやフランジに移され、4日間のパワーリザーブを蓄える2つのバレルがケースバックから見え、ムーブメントの上に配されたパワーリザーブ残量のインジケータを読み取ることができます。
この構造の時計では、伝統的な方法で設計された日付表示のディスクは、スケルトナイズされたムーブメントの魅力をある程度隠してしまうでしょう。そこで、ヌーシャテルのマニュファクチュールにあるLaboratorio di Idee(アイデアの工房)は、ホウケイ酸ガラスで作られたディスクとレーザー加工した光学特性をもつ日付の数字という、革新的技術を開発しました。(パネライが特許申請中)
日付ディスクの上にあるポラライズドクリスタルが数字を表示して読める状態にする、小さな日付ウィンドウから覗く以外は、数字はどの位置からも事実上見えません。
パネライが特許を取得したトゥールビヨン レギュレータ
従来のトゥールビヨン レギュレータは、テンプと脱進機をアセンブリーごと同軸上で継続して回転させることで、重力や摩擦により生じた姿勢差を補正します。姿勢差は特に懐中時計に生じる問題で、トゥールビヨンもそのために考案された装置ですが、同様の問題は腕時計にも起こります。パネライの画期的なトゥールビヨンは、テンプと脱進機を収めたケージがテンプの回転軸に対し並行ではなく垂直方向に、また従来の60秒に1回に対し30秒に1回ずつ回転します。回転は9時位置のスモールセコンドカウンターで確認することができます。このような構造は走行誤差の補正をより効果的に、そしてより精確な計時を可能にします。
メイドトゥオーダーでパーソナライズ可能な、エクスクルーシヴな作品
P.2005/GLS ムーブメントの技術的なパーソナライゼーションと同様に、新しいラストロノモ ルミノール 1950 トゥールビヨン ムーンフェイズ イクエーションオブタイム GMTは、ケースの材質と仕上げ、針の色、暗闇での視認性の高さを発揮するスーパールミノヴァ®の色、アリゲーターストラップの色もオーナーが選ぶことができます。このサービスによって、例えばレッドゴールドまたはホワイトゴールドのケース、あるいはよりスポーティで機能的な外観のために、ラストロノモの基本バージョンであるサテンチタンのケースの中から選択するなど、それぞれに個性とエレガンスをもつ時計を作成することができます。いずれの場合も、防水機能は10気圧(水深約100m)です。
(※オフィチーネ パネライは、スーパールミノヴァ®の商標所有者ではありません。)
ラストロノモ ルミノール 1950 トゥールビヨン
ムーンフェイズ イクエーションオブタイム GMT - 50mm
Ref.:PAM00920
ケース径:50.0mm
ケース素材:サテンチタン
防水性:10気圧 (100m)
ストラップ:アリゲーター
ムーブメント:手巻き、Cal.P.2005/GLS(自社製)、96時間パワーリザーブ
仕様:時、分、スモールセコンド、日付・月表示、GMT、裏面にパワーリザーブ表示、均時差、サンライズ・サンセット表示、裏面にムーンフェイズ、トゥールビヨン
※2018年1月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。