VACHERON CONSTANTIN | ヴァシュロン・コンスタンタン SIHH 2017新作 「パトリモニー・ムーンフェイズ＆レトログラード・デイト」

　SIHH 2017に先立って発表される「パトリモニー・ムーンフェイズ＆レトログラード・デイト」は、私たちの視線を大空へと誘います。「パトリモニー」コレクション独特のシンプルなラインに包まれたこの新しい時計の特徴は、月の満ち欠けの周期と月齢を文字盤に再現し、その修正が122年間も不要なムーンフェイズです。このエレガントなコンプリケーションに、ヴァシュロン・コンスタンタンは、針が文字盤の上半分の円弧に沿って移動しながら1日から31日までを示すレトログラード・デイトを組み合わせました。自社ムーブメントを搭載する「パトリモニー・ムーンフェイズ＆レトログラード・デイト」は、まさに卓越性の証として威信を誇るジュネーブ・シールを取得しています。

「パトリモニー」は、ヴァシュロン・コンスタンタンの熟達した時計技術を映し出すコレクションです。ヴァシュロン・コンスタンタンが1950年代に製作したモデルから発想された調和の取れたプロポーションに現れているのは、時計デザインに対するミニマリストのアプローチです。「パトリモニー・ムーンフェイズ＆レトログラード・デイト」にもそうしたアプローチが見て取れます。このモデルでは、タイムレスで控えめなデザインのラウンドケースに搭載されてオリジナルの自動巻ムーブメントが、レトログラード・デイト表示と、それに組み合わされた極めて正確なムーンフェイズ表示を動かします。そして、使い勝手の良さをどこまでも高めるために、これらの表示の調整がリュウズ1つで行えるようにしました。ヴァシュロン・コンスタンタンは、この新しいモデルをピンクゴールドとホワイトゴールドの2種類で展開します。

文字盤を優雅に彩る2つの機能

　ケース素材に合わせてピンクゴールドまたはホワイトゴールドで魅力的に描かれたムーンフェイズの月は、文字盤の下半分に設けられた窓に姿を現し、星を散りばめた夜空を背景にして明るく輝いています。前回の新月からの経過日数を意味する月齢も、窓を取り囲む目盛りから読み取ることができます。このポエティックなコンプリケーションは、正確に29日12時間45分で地球を一回りする月の実際の周期に合わせて表示を行い、その精巧な機構は122年に一度だけ、1日分の誤差修正しか必要としません。

　 もうひとつのコンプリケーション、すなわちレトログラード・デイトは、実用的でエレガントな機能で、文字盤の上半分で日付を表示します。ブラック酸化処理で色が作り出されたセンターのデイト針は、先端に透かし細工をした矢印のモチーフを配し、1日毎に次の日付数字へと移動します。そして1か月が完了すると、レトログラード機構が働いて、デイト針は瞬時に元の1の数字に戻り、再び同じ移動を繰り返しながら表示を続けます。

シルバーオパーリンの文字盤は、周縁部より微妙に隆起したドーム型で、先端に向かって細くデザインされたピンクもしくはホワイトゴールドのアプライド・インデックスと、“パール”と呼ばれる丸いドットのミニッツトラックが配されています。また、文字盤上のマルタ十字のシンボルマークや細身の針、アリゲーターレザーストラップに組み合わされたピン・バックルも、すべてのモデルのケース素材に合わせてピンクもしくはホワイトゴールドで作られています。