Cartier | カルティエ SIHH 2017を目前にオート オルロジュリーより3モデルが先行発表

ロトンド ドゥ カルティエ ミステリアスアワー スケルトン ウォッチ

　奇術師ジャン・ウジェーヌ・ロベール＝ウーダンのアイデアを、カルティエのためにモーリス・クーエが実現させた「ミステリークロック」は1912年の登場になります。クリスタルの中空を浮かぶ時分針が時を伝えるこのモデルは、針とメカニズムの連動性が目で見ることができず、不思議な時の世界を創るカルティエの歴史を飾るヒストリカル ピースです。

　2013年に発表されたロトンド ドゥ カルティエ ミステリアス アワーズは、9時位置に設けられた透明板と2本の針でミステリアスな時刻を表現しましたが、2017年の「ロトンド ドゥ カルティエ ミステリアスアワー スケルトン ウォッチ」では時刻表示部以外をスケルトナイズさせ、一層の摩訶不思議な世界を完成させました。

　使用されるマニュファクチュール ムーブメントは、自社開発製造の手巻きCal.9983 MC。その構造はオープンワーク ダイアルから確認することができます。

ロトンド ドゥ カルティエ ミステリアスアワー スケルトン （写真左上）

ケース径：42.00mm
ケース厚：11.90mm
ケース素材：パラジウム
ストラップ：ブラックアリゲーター、18K ホワイトゴールド製デプロワイヤントバックル
防水性：日常生活防水
ムーブメント：手巻、Cal.9983MC、毎時28,800振動、約48時間パワーリザーブ、27石
仕様：パール状の飾り付きリューズにサファイアカボション、ロジウム仕上げスティール製剣型針

ロトンド ドゥ カルティエ ミニッツリピーター ミステリアス ダブルトゥールビヨン ウォッチ

　錚々たる超複雑時計をコレクションに揃えるロトンド ドゥ カルティエ コレクション。2017年では当コレクションでは初となる、ミステリアス ダブルトゥールビヨンとミニッツリピーターとの融合に成功を収めました。

　9時と10時の間に設けられた透明板を回るのは、ブリッジを持たないことで、まるで宙を浮かんでいるかのように見えることから名付けられたフライング トゥールビヨン。この意味でさらにミステリアスな展開を見せる超複雑機構を実現したのが「ロトンド ドゥ カルティエ ミニッツリピーター ミステリアス ダブルトゥールビヨン ウォッチ」です。

　新たに開発されたのは自社製造マニュファクチュール ムーブメント、手巻きCal.9407 MC。ミニッツリピーターの主要要素である「音の強さ」「音の大きさ」「音色」「音質」「音の長さ」を徹底的に研究した成果がこのムーブメントには収められています。

　さらにこれらのメカニズムはオープンワークにより見ることが可能。こうして聴覚と視覚の両方に訴えるオート オルロジュリーが誕生したのです。

ロトンド ドゥ カルティエ ミニッツリピーター ミステリアス ダブルトゥールビヨン （写真左下）

ケース径：45.00mm
ケース厚：11.15mm
ケース素材：チタン
ストラップ：“ゴーマ” 加工ブラックアリゲーター、18K ホワイトゴールド製デプロワイヤントバックル
防水性：日常生活防水
ムーブメント：手巻、Cal.9407MC、毎時21,600振動、約84時間パワーリザーブ、45石
仕様：パール状の飾り付きリューズにサファイアカボション、ロジウム仕上げスティール製剣型針
限定：世界限定50本