Cartier | カルティエ 2021新作 カルティエ プレシャスウォッチ「レプティリス」「ロザリー」「パンテール ソンジューズ」

レプティリス
　ダイヤモンドを用いた伝統的なイブニングジュエリーのスタイルでありながら、そのエレガンス、デザインの秀逸さとストーンの煌めきで一線を画すイブニングウォッチ。

　贅沢なブロケードのように、パヴェダイヤモンドをあしらったヘリンボーンモチーフがひとつひとつ絡まり合い、プリンセスカットのダイヤモンドがその両脇に並びます。可動性のある鱗のような装飾が、連結構造のブレスレットを織りなし、しなやかに手首に沿います。センターに配された長方形のダイアルには、ダイヤモンドによる4つのインデックスがアクセントを添えています。輝きが広がり、反射し、揺れ動きます。

　洗練を極めたこのウォッチは、スネークの新たな表現を示します。まばゆい光の中でうねりを見せる、スネークのセンシュアルな魅力を引き出しているのです。

Reptilis
レプティリス

Ref：CRHPI01408
ケースサイズ：12.8×14.6mm
ケース厚：6.6mm
ケース素材：18Kホワイトゴールド
ストラップ：18Kホワイトゴールド
ムーブメント：クォーツ
仕様：時・分表示、ブリリアントカット ダイヤモンド232個、プリンセスカット ダイヤモンド70個
価格：25,080,000円(税込)

ロザリー
　ウォッチとジュエリーの境界線を消し、概念を覆すウォッチ。それは、時を知るためのジュエリーであり、イブニングにふさわしいウォッチです。

　幾何学的な美しさと、ダイアルの中心までふんだんにあしらったパヴェセッティングの豪華さにこのウォッチのエレガンスが漂います。どこから見てもグラフィカルな表情は、円形と正方形をモチーフに、極限までピュアなラインで描かれました。膨らみを持たせたパヴェストーンの円形と、小さなブラックの正方形が一定のリズムで連続して連なり、この2つのフォルムが生み出すリズムが、アールデコを想起させます。12時位置にあしらわれた唯一のインデックスにも、同じブラックの正方形が配されています。

　こうした自由な創造性は、メゾンの価値を尊重する精神に根差しています。長年にわたりカルティエは、責任ある資源の調達と業界全体でのより適切なビジネスの実践を推進するため、必要な措置を講じる事に責任をもち、改善へのアプローチに継続的に取り組んでいます。メゾンのパイオニア精神を反映するように、2005年には、Responsible Jewellery Counsil（RJC：責任ある宝飾品業のための協議会）を共同創設し、採掘から小売りに至るまで責任ある業務慣行の遵守に取り組んでいます。

Rosary
ロザリー

Ref：CRHPI01407
ケース径：17.00mm
ケース厚：8.26mm
ケース素材：18Kホワイトゴールド
ストラップ：18Kホワイトゴールド
ムーブメント：クォーツ
仕様：時・分表示、ブリリアントカット ダイヤモンド119個
価格：17,160,000円(税込)

パンテール ソンジューズ
　メゾンを象徴するパンテールからプレシャスなタイムピースを創作すること。2021年のカルティエは、パンテールの新しい解釈を3つの特別なウォッチで表現しました。デザイナーも職人も、ジュエリーにおいてもウォッチメイキングにおいても、パンテールについて想いをひとつにして対話します。1914年にブレスレットウォッチのダイヤモンドとオニキスのスポッツモチーフとして初めてカルティエのクリエイションに登場したパンテールは、今またかつてないほどに、カルティエのシグネチャーそのものなのです。

　ジュエリーウォッチなのか、時を刻むジュエリーなのか。3つのモデルからなるこのタイムピースには、カルティエのサヴォアフェールが写実的なスタイルで巧みに取り入れられています。ジュエラーとしての技術が光る、パヴェセッティング ダイヤモンドのウォッチ2点、そして3点目にはラ・ショー・ド・フォンのメゾン デ メティエダールで培われたシャンルベエナメルという芸術的職人技が発揮されています。2014年に創設されたメゾン デ メティエダールは、メゾンがもつサヴォアフェールを発展させ、永続させていくというカルティエの取り組みを具現化してきました。ウォッチメイキングに用いられるさまざまな稀少技法が互いに融合する、クリエイションのための特別な場所で、カルティエは息の長い作業を通じて、意外性をも追求しています。伝統芸術の職人たちが集うことで、衰退し消えゆく希少な技法が活力を取り戻し、クリエイティブな感性が高まります。古典的なサヴォアフェールが、ここでは革新の原動力となっているのです。

ボリューム感の探求
　デザイン、金細工、石留め…、あらゆる工程はたったひとつの目的、パンテールに命を吹き込むために行われます。決してパンテールを模倣したり、完璧に再現したりすることを目指しているのではありません。インスピレーションの源であるパンテールの溢れる魅力に、新たな視点を提案しようという試みなのです。デザイナーと宝石職人が協力して、正確なラインとエレガンスの構想を決めていきます。デッサン画から立体的なボリュームを持たせる段階は、まさに挑戦です。メゾンのボキャブラリーに沿って正確さを極限まで追求し、パンテールの本質を捉えて写し出すという作業なのです。パンテールの瞳、耳、鼻先、脚、四肢の筋肉、そして胴体まで。それぞれのディテールは極めて緻密な作業によって形づくられています。適切なボリューム感とともに、パンテールを新たな方法で表現するため、円形のゆったりとしたサイズのダイアルが開発されました。カルティエの基準に沿って厳格に選び抜かれたダイヤモンドが、手作業で一つひとつダイアルにセットされています。さまざまなサイズのストーンを使った、ランダムなパヴェセッティングによって、素材の美しさと輝きの効果がいっそう増しています。

熟練の伝統技術とその芸術
　エメラルドの瞳に、サファイアまたはブラックラッカーの斑点をあしらった2つのモデルはどちらも、ジュエラーの芸術をウォッチメイキングに置き換えた、繊細な芸術技にオマージュを捧げるデザインです。3点目のクリエイションでは、カルティエが大切にする芸術的なシャンルベエナメルの技法と、その豊かな色彩に焦点を当てます。メゾン デ メティエダールの職人が繰り広げる一連の動作は、最高レベルの集中力を要するものです。メタルに彫り込んだ極めて小さな窪みの中に、5色の異なるエナメル粉末を入れ、焼成します。その後、研磨職人が最終仕上げを施し、グラデーションの美しい滑らかな完成品となります。このエナメル装飾には、4日間の作業を要します。ダイアルとミドルケースへのストーンセッティングの作業には15時間、パンテールのモチーフに120時間もの時間がかけられています。エナメル装飾が施されたこのクリエイションは、個別番号入りの30本限定製造となります。