BREGUET | ブレゲ レース・フォー・ウォーター・オデッセイと新たに船出するブレゲ
ブレゲとレース・フォー・ウォーター財団は、2018年3月24日(土)、バーゼルワールド2018のスウォッチ プラザで催される特別展示のオープニングに際して、ブレゲ社の社長マーク A. ハイエック、レース・フォー・ウォーター財団の代表マルコ・シメオーニ氏 ご出席のもと、両者のパートナーシップ締結を 発表します。ブレゲは、2017年から2021年に展開される「レース・フォー・ウォーター・オデッセイ」プロジェクトに参加し、世界の海で遂行される重大なミッションに協力します。
海洋における生態系バランスの先端科学調査は、レース・フォー・ウォーター財団(スイスの環境保全団体)によって続けられてきました。財団は今回、海洋の環境保全とプラスティックごみによる汚染問題について人々の関心を高めるためにブレゲとチームを組みました。その先駆的な役を演じるオデッセイ号は、プラスティックごみをエネルギー源に変換できる革新的な手法のプロモーションとクリーンエネルギーへの転換への促進を目的に掲げて船出します。レース・フォー・ウォーター・オデッセイは、世界35か所に寄港し、科学者や政策決定者が集い、人類にとって最も大切な水資源の保護についての学識を分かち合う機会を設けます。ブレゲは、この新しいオデッセイ・プロジェクトが完結する2021年までサポートを続けることになります。
海洋研究に国際的に重要な貢献をし、世界の海洋保全について具体的な解決策を例示するスイスのプロジェクト、レース・フォー・ウォーターをブレゲがサポートすることになり、誠に光栄です。19世紀に海上での船舶の航行に中心的な役割を果たしたのは時間計測でした。ブレゲは、私たちの共通の未来に欠かせない重要な役を担うオデッセイ・プロジェクトをサポートすることによって、その伝統を守り続けてゆきたいと思います」と、マーク A.ハイエックは述べます。
「ブレゲがこのユニークな遠征のメインパートナーになっていただいたことを誇りに思います。新しいオデッセイ・プロジェクトは、プラスティックごみによる汚染を解決する方法が実際にあることを示して、世界に希望を与えるのが狙いです。啓蒙活動を通して、とくに若い世代に焦点を当てていますが、それに限らず、さまざまな寄港地で私たちが出会う政策決定者に革新的で新しいビジネスモデルが、より効果的で、長く持続する経済や環境、社会的利益を生み出すことも実例をもって示します。さらに、私たちは太陽光や水素、凧などミックスしたパワーでクリーンな再生可能エネルギーの船を動かし、この100トンもの船が化石燃料を使わずに世界を航行できることも実証します。エネルギー転換は、もう実現可能なのです」と、レース・フォー・ウォーター財団代表 マルコ・シメオーニ氏は説明します。
バーゼルワールド2018で幕を開けたブレゲの特別展もまた、世界を巡回しながらミッションへの関心を高めるのに一役買うことになるでしょう。
遠征隊員の腕に着けられて旅する「ブレゲ マリーン」
“レース・フォー・ウォーター”スペシャル・エディション
船の中心に据えて洋上での経度計算に用いるブレゲの正確なマリン・クロノメーターが船舶に装備されたことで、ブレゲは歴史に不滅の名を残しました。
ブレゲは、時間計測の卓越した専門技術を現代の「マリーン」コレクションで実証しています。レース・フォー・ウォーターとのパートナーシップを記念するために、ブレゲは「マリーン 5517」のスペシャルモデルが新たに作られました。その特徴は、軽量なチタンを採用するケースや、ブルーに彩られ、クル・ド・パリ模様でレース・フォー・ウォーターの船を描いた特別仕様のダイアルです。「マリーン」のこのスペシャルモデルは、レース・フォー・ウォーターの隊員の腕に着けられてミッションに随行し、自然環境の中で旅を続ける大海原のツアーへと出発する予定です。
1815年にブレゲがフランス王国海軍の正式なマリン・クロノメーター製造者に任命されて以来、海洋探査はブレゲの時計づくりの発想に刺激を与え続けてきました。国王ルイ18世はマリン・クロノメーターに精通する創業者アブラアン-ルイ・ブレゲを称えて、最も名誉ある称号を彼に授与しましたが、それによってブレゲは、船舶の航行に関わる分野で有用な数々の並はずれた発明を成し遂げました。現在の「マリーン」は、このような歴史背景を反映しながら、現代世界に合わせてデザインされたコレクションです。海洋科学研究の最前線で長きにわたって主導的な立場を演じるプロジェクトに今回参加することになったブレゲにとって、何世代も使えるように作られた「マリーン」こそが、最も計画の趣旨に合った時計なのです。
水の環境保全団体レース・フォー・ウォーター財団について
レース・フォー・ウォーター財団は、水資源とりわけ海洋の保全のために活動する団体です。このかけがえのない資源は、大量のプラスティックごみによる汚染にさらされており、保護の必要に迫られています。財団の目標は、廃棄プラスティックを活用し、汚染で最も影響を受けている人々にとっての収入源になるような解決策を見つけ出し、その促進と実践に努めることです。レース・フォー・ウォーター財団は、循環型経済や社会的企業のビジネスモデルから着想した画期的なアプローチを採用して、プラスティックごみが水路を通り海洋にまで拡散するのを防ぐ方策を探求しています。
※2020年9月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。
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