AUDEMARS PIGUET | オーデマ ピゲ 2025新作 オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク “150周年アニバーサリー”」

2025年の新作としてオーデマ ピゲが、デザイン、素材、技術の探求におけるブランドの豊かな伝統を称えた「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク “150周年アニバーサリー”」の限定モデルを発表しました。このタイムピースは、キャリバー5135を搭載した最後のモデルであり、マニュファクチュールのオープンワーク自動巻きパーペチュアルカレンダー 41mmを約10年にわたり支えてきたムーブメントに別れを告げます。タイムレスな魅力が際立つこのモデルは、ミュゼ アトリエ オーデマ ピゲに展示されている懐中時計からインスピレーションを得たヴィンテージ感あふれる文字盤と、ケースとブレスレットにチタンとバルクメタリックガラス(BMG)というハイテク素材を組み合わせることで、洗練されたコントラストを生み出しています(Ref.25729)。このエレガントな150本限定モデルには、2025年に発表された他のモデルにも採用されている、マニュファクチュールにとって記念となる年を祝うために特別に開発されたデザインコードが取り入れられています。これは、時計製作の伝統と革新に対するマニュファクチュールの永続的な取り組みを称えるものです。
キャリバー5135への最後のトリビュート
2025年、ブランドは確固たる基盤を守りながら、未来に向けて革新を進めます。「ロイヤルオーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク “150周年アニバーサリー”」は、オーデマ ピゲの41mm オープンワーク パーペチュアルカレンダーに約10年にわたって搭載されてきたキャリバー5135の最終モデルであり、1978年に誕生した歴史的モデルから始まった物語に幕を下ろします。
1970年代初頭、クォーツ危機がピークに達した時代に、オーデマ ピゲは画期的なキャリバー2120/2800を搭載した、当時世界最薄の自動巻きパーペチュアルカレンダー腕時計を発表しました。3人の熱心な時計職人によって秘密裏に開発されたこのパーペチュアルカレンダームーブメントは、業界に新たな基準を打ち立てました。これによりオーデマ ピゲは飛躍的な成長の時代を迎えることになります。その後18年間にわたり、マニュファクチュールは7,000個以上のムーブメントを製作、ケースに搭載し、販売しました。その過程でオープンワーク クロノグラフ(1980年)、初の自動巻きトゥールビヨン(1986年)、ミニッツリピーター(1992年)、グランドコンプリケーション(1996年)など、他のクラシックな複雑機構を復活させました。1984年、キャリバー2120/2800が「ロイヤル オーク」コレクション(モデル 5554)でデビューし、2年後にはオープンワーク バージョン(モデル 25636)が発表されました。パーペチュアルカレンダー搭載の腕時計の生産が順調に進んでいた中、オーデマ ピゲは、コンプリケーションを搭載した前衛的な懐中時計やクラシックな懐中時計の製作も継続していました。
代々継承されてきた伝統を忠実に守り、2015年に発表されたキャリバー5134は、4.5mmの薄さを維持しながら、より大型の41mmケース径にパーペチュアルカレンダーのムーブメントを搭載しています。これがダイナミックな美しさを特徴とする、新しい「ロイヤル オーク」モデル(Ref.26574)に搭載され、1989年以来人気が低迷していたこのコンプリケーションに再び注目が集まりました。この復活は、2017年にセンセーションを巻き起こしたブラックセラミックアニメーション(Ref.26579CE)の発表により確かなものとなり、パーペチュアルカレンダーのラインにおける数々のクリエイティブな革新の基盤が築かれました。
伝統的なオープンワークの加工技術と最先端技術を組み合わせたキャリバー5135は、2019年に発表された「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク」のブラックセラミックモデル(Ref.26585CE)に搭載され、表裏両面からムーブメントの洗練された装飾を鑑賞することができます。以来、この洗練されたキャリバーは、18Kホワイトゴールドに962個のダイヤモンドをセットしたモデル(Ref.26625BC)や、2023年のカクタス・ジャックとのコラボレーションモデル(Ref.26585CM)など、さまざまなモデルに搭載されました。そして2024年、フロステッド ゴールドモデル(Ref.26585BC)で新たな創造的可能性に挑戦しました。約10年の時を経て、このムーブメントはブランドの高級時計を作り続けてきた創業150周年を祝う限定モデルとして、その歴史に幕を閉じます。

過去を想起させるダイヤル
過去と現在をつなぐ架け橋として、この限定モデルの文字盤のデザインコードは、ミュゼ アトリエ オーデマ ピゲの中心に展示されている歴史的なオープンワーク パーペチュアルカレンダー懐中時計(Ref.25729)からインスピレーションを得ています。
サファイアダイヤルを搭載した新しいモデル「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク “150周年アニバーサリー”」は、内部で躍動するムーブメントを際立たせるデザインとなっています。インナーベゼルとサブダイヤルの縁取りは、オリジナルモデルである懐中時計の特徴的なコントラストを再解釈しています。色調は、最高の視認性を実現するために蓄光処理が施された、深みのある色調の18Kホワイトゴールド製バスタブ型の針と調和するように、わずかに暗めの濃厚なブルーが使用されています。同様に、アワーマーカーはシルバーグレーの色合いと、歴史的なタイムピースに施されたブリリアントカットダイヤモンドを彷彿とさせる、洗練された丸みを帯びたデザインで仕上げられています。パーペチュアルカレンダーの数字やアルファベットに使用されているホワイトのフォントも見直され、文字盤にエレガントでヴィンテージ感のある美しさを演出しています。
人間工学を追求したハイテク素材
この41mmの限定モデルでは、軽量なチタンと耐久性に優れたバルクメタリックガラス(以下、BMG)を組み合わせ、素材の可能性とクリエイティビティをさらに追求しています。
1960年代に発見されたBMGは、現在ではマイクロエレクトロニクスやゴルフなど、幅広い分野で使用されています。数百もの異なるバリエーションで製作されているこの合金は、急速に冷却されることで結晶化を防ぎ、強固で非晶質の特性を持つガラス状の状態で固まり、他のガラスと共通するいくつかの特性を持つようになります。技術、形状、素材において常に試行錯誤を重ねてきたオーデマ ピゲは、パラジウムを50%以上含む、パラジウムベースの独自のBMGを共同開発しました。これにより、摩耗や腐食に非常に強く、光沢のある輝きを実現することができました。マニュファクチュールは、2021年にOnly Watchのために製作されたユニックピース、「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン」(Ref.15202XT)で初めてチタンとBMGを組み合わせ、パラジウムベースのメタリックガラスを時計製作に初めて使用しました。その2年後、BMGは「ロイヤル オーク」の“ジャンボ”(Ref.16202XT)ラインに導入され、2024年には「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー」(Ref.26585XT)にも使用されました。
新しい限定モデルのベゼルやケースバックフレーム、ブレスレットのスタッドに使用されているBMGは、ミラーポリッシュ仕上げにより安定した輝きを放ち、チタンケースおよびブレスレットリンクと美しい光の戯れを生み出しています。軽量で耐衝撃性に優れたチタンには、光沢のあるエッジとサテンブラッシュ仕上げが施され、このタイムピースの輝きを一層引き立てています。

月の神秘性
このオープンワーク パーペチュアルカレンダーモデルの6時位置に配されたムーンフェイズ表示は、時の流れを異なる視点から捉えています。地球から見た月の写真が描かれたディスクにより、月の周期が文字盤に表示されます。NASAの写真に基づいた、このリアルな画像がメタライゼーション処理されたサファイアクリスタルのムーンフェイズディスクに転写され、天体の美しさを称えています。ムーブメントと連動し、文字盤の開口部からは、赤道の両側から見た29.5日間の月の周期の8つの異なるフェーズが表示されます。
地球を中心にして見ると、月は地球の周りを回る際に形を変えるように見えます。月の満ち欠けは全世界に共通する現象ですが、北半球と南半球ではその8つのフェーズが反対に見えます。この天文学的現象は、限定モデルのパーペチュアルカレンダー機能にも再現されており、北半球と南半球それぞれに対応するために、2つの月が配置されています。
自動巻きキャリバー5135は自動的に月の大小を考慮し、閏年にも正しいデイト表示を行います。時計が完全に巻き上げられた状態であれば、パーペチュアルカレンダーは2100年まで手動での修正は必要ありません。その後グレゴリオ暦に合わせた調整が必要になります。
記念すべき年を祝う特別な装飾
この150本限定モデルは、マニュファクチュールの創業150周年を祝うために特別に考案された、繊細なデザインコードが際立つリファレンスの一つです。文字盤側では、6時位置に配されたムーンフェイズ表示と、歴史的な文書からインスパイアされた「Audemars Piguet」のシグネチャーが美しい調和を生み出しています。ケースバックフレームには、この記念モデルを祝して製作された「150」のロゴと、生産数を示す「1 of 150 pieces」という刻印が施されています。
Royal Oak Perpetual Calendar Openworked "150th Anniversary"
ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク “150周年アニバーサリー”
Ref:26585XT.OO.1220XT.01
ケース径:41.0mm
ケース厚:9.9mm
ケース素材:チタン
防水性:2気圧
ストラップ:チタンのブレスレット、チタンのトリプルフォールディングバックル
ムーブメント:自動巻き、Cal.5135、約40時間パワーリザーブ、毎時19,800振動(2.75Hz)、38石
仕様:時・分表示、週番号表示付きパーペチュアルカレンダー(曜日、日付、ムーンフェイズ、月、閏年)、サファイアダイヤル、ブルーの真鍮製インナーベゼル、蓄光処理が施された18Kホワイトゴールドのブルーカラーバスタブ型時・分針、反射防止加工のサファイアクリスタルとケースバック、チタンのねじ込み式リューズ、BMGスタッド
限定:世界限定150本
価格:要お問い合わせ

※2025年2月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。
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