AUDEMARS PIGUET | オーデマ ピゲ 2023新作 ストリートウェアブランド「カクタスジャック」とコラボレーションした限定モデル。オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク“カクタスジャック”」

　2023年の新作としてオーデマ ピゲより、アメリカのヒップホップ アーティスト、トラヴィス・スコットが設立したストリートウェアブランド＆レーベル「カクタスジャック」とコラボレーションした新作「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク“カクタスジャック”」を発表。2024年より200本限定で発売されます。

　新作「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク“カクタスジャック”」41mmモデルの素材はブラウンセラミックで、「ロイヤル オーク」としては初の素材となります。サファイアダイヤルからは、自動巻きパーペチュアルカレンダーのムーブメント、キャリバー5135の一部を見ることができます。

　このコラボレーションを象徴するのは、ダイヤル上のムーンフェイズ表示などいくつかの部分には「カクタスジャック」のデザインコードが取り入れられています。「カクタスジャック」を象徴するブルーやグリーンが蓄光処理で施されており、暗闇でも輝きをもたらします。クラシックなコンプリケーションをブラウンセラミックという目新しい素材で構成したこの限定モデルはオーデマ ピゲの自由で大胆な精神と時計づくりの限界を押し進めるパワーを体現しています。また、ブランドが20年以上にわたりストリートカルチャーの世界と築いてきた強い絆を示すものでもあります。

いくつかの世界との出会い

　オーデマ ピゲはスポーツ、ポップカルチャー、アート、エンターテインメントなど、様々なフィールドで活躍する創造的でパワフルな人物やブランドをサポートしてきました。ジェイ・Z（2005年）やレブロン・ジェームズ（2013年）など、ヒップホップとストリートカルチャーの人気者たちとコラボレーションすることにより、マニュファクチュールは2000年代初めからこの分野で注目を集めるようになりました。そして、オーデマ ピゲはラップの中で最も引用されるブランドのひとつとなりました。今日オーデマ ピゲが、「カクタスジャック」とコラボレーションすることによりル・ブラッシュから発表したロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク“カクタスジャック”限定モデルは、二つのブランドのデザインコードを受け継いでいます。

　トラヴィス・スコットがつけたニックネームは“THE CHOCOLATE AP”

　オーデマ ピゲは、「カクタスジャック」のキーカラーとなるブラウンセラミックケースのモデルをロイヤル オークとして初めて発表。軽やかで傷つきにくいこの素材（ブラウンセラミック）は、ケースとブレスレットスタッズに使われています。

　セラミックはジルコニウムの酸化物で靭性が高い (Zr2O)から作られます。バインダー（接合剤）に金属酸化物を加え1000°Cで焼結させることにより、最終的にチョコレートのようなカラーとなります。均一なカラーにすることは製造プロセスの中でもデリケートで高度な作業であり、それぞれの部品はプレ研磨、プレサテンブラッシュした後に手作業によりマニュファクチュールの特徴であるサテンとポリッシュの面取りを組み合わせて仕上げます。

　トラヴィス・スコットが最新アルバムの中で“The chocolate AP”と呼ぶモデルは、ホワイトゴールドの六角形のビスを際立たせ、サファイアダイヤルからはキャリバー5135のオープンワークの構造を見ることができます。このムーブメントのロジウムカラーのパーツにピンクゴールドカラーを組み合わせた繊細なもので、曜日（9時位置）、月（12時位置）、デイト（3時位置）のサブダイヤルを囲んでいます。透明感のあるサブダイヤルからは、ムーブメントの一部が透けて見えます。時針、分針、カウンター針は、目盛に組み込まれたアワーマーカーと同様ゴールド製で、ブラウンのPVD加工の上に施したホワイトの蓄光加工により暗闇でブルーに輝きます。週番号を指すレッドの矢印型の針が昼間の視認性を際立たせています。

「カクタスジャック」とのコラボレーションにあたり、お互いのブランドの多くのデザイン要素を融合することができました。カレンダーと週表示のタイポグラフィーは、オーデマ ピゲのデザインチームがトラヴィス・スコットの手描きモデルにより「カクタスジャック」の特徴を忠実に再現。曜日表示針もブランドのロゴを象ったデザインとなっています。特に6時位置のムーンフェイズのデザインが秀逸で、月は「カクタスジャック」の象徴であるスマイリーフェイスとなり、微笑む口もとは蓄光処理により暗闇でブルーに輝きます。週番号以外のカレンダー表示にも蓄光処理を施し、夜はグリーンに輝いてユニークな雰囲気を演出します。

　ストラップには、新しいテクスチャー のカーフスキン レザーを採用し、ピンクゴールドのフォールディングバックルには、Audemars PiguetとTravis Scottの両方のロゴが刻まれています。 ケースバックには"Royal Oak Perpetual Calendar"、"Limited Edition of 200 Pieces"、そしてトラヴィス・スコットの最新アルバムにちなみ"Utopia is a state of mind"と刻印されています。この"Utopia is a state of mind"は交換用ストラップの一つにもプリントされています。

「時計づくりはエンジニアリング、ファッション、テクノロジー、デザインを最高の形で組み合わせたもの。精度とクラフツマンシップ、完璧なタイミングが調和している。 このコラボレーションはビートのサンプリングやスタートに似たところがある。このモデルはクラシックのインスピレーションの中に革新を取り込み未来へと繋がるロイヤル オークの新たなアイコンとなるだろう。私が兄のように慕うオーデマ ピゲのCEOフランソワの最後のプロジェクトは傑出したものとなるだろう。彼の新たな船出を祝いたい」

　ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク“カクタスジャック”は自動巻きキャリバー5135を搭載。このメカニズムは自動的に大小の月を考慮し、閏年にも正しいデイト表示となります。時計を正しく完全に巻き上げ続けたと仮定すると、日付は2100年まで手修正を必要としません。この時点でグレゴリオ暦※に従い、修正をすることになります。