AUDEMARS PIGUET | オーデマ ピゲ アート・バーゼル 2017で発表されるオーデマ ピゲ・アートコミッション作品 “SLOW-MOVING LUMINARIES(ゆるやかに動く光)”
オーデマ ピゲは、ロサンゼルスを拠点に活動するマルチアーティストのラーズ・ジャンが、アーティスティックディレクターであり、ゲストキュレーターであるキャスリーン・フォルドとのコラボレーションのもとに実現する3回目のアートコミッション作品についての詳細を発表しました。“Slow-Moving Luminaries(ゆるやかに動く光)” と名付けられた大規模な没入型インスタレーションは、マイアミビーチで開催される2017年のアート・バーゼルで発表される予定です。
マイアミビーチで開催されるアート・バーゼルの会期(2017年12月6~10日)に合わせ、オーデマピゲの3回目のアートコミッション作品がマイアミビーチのオーシャンフロントで発表されます。オーデマ ピゲ・アートコミッションは、複雑性や正確性、技術や科学に関するアイディアを掘り下げるアーティストを支援し、グローバルな芸術革新に貢献することを目的としています。単にプロジェクトの制作や発表に関する資金援助を行うだけではなく、招聘されたアーティストに、アート作品を実現するために必要な最先端の道具や専門的な技巧、洗練された技術などへのアクセスも提供しています。
“Slow-Moving Luminaries(ゆるやかに動く光)”は、中に迷宮が隠された没入型、かつキネティックな大型パビリオンになる予定です。100フィート(約30m)×50フィート(約15m)の会場に設置される作品は、上階と下階のテラスを訪れる鑑賞者を旅へと誘います。2つのテラスは対極のコントラストを見せ、下階のテラスは植物とスクリムで華々しく装飾された迷路、上階のテラスは反射する浅い水のプールで構成され、建物全体で、1日を通じて、さまざまな速度で周りを取り囲む地平線が一斉に浮かび上がり、消え行く様子を再現します。アーティストは「水に対する直感的な反応は、とても美しいと感じる反面、不安をかきたてもします。コミッションに参加するにあたり、時間について考えると同時に、地球のサイクル VS 人間の行動と私たちの作り出した環境、私たちの世界における変化が生物圏に変化と収斂することについても考えました」と語りました。
新しい作品は、外面、内面ともに個人が瞑想状態と危機的状況の間を揺れ動くことで生まれる葛藤を検証するものです。作品で、ラーズ・ジャンは規模や一時性を巧みに操り、日常を超えて経験することのできるリアリティを鑑賞者に見せることで、参加者は自由な振り付けで楽しむことを体験できます。ラーズ・ジャンは「3回目のオーデマ ピゲ ・アートコミッションでは、鑑賞者がパフォーマンスのように演じ、作品と触れ合うことで作品の一部となる姿が見られるでしょう。筋書きのない、同時発生的なパフォーマンスの中で、鑑賞者は自分の好きなペースで過ごせます。私にとって、パフォーマーの動きをコントロールしない初めての作品です。鑑賞者にとって完全に体験型のこの作品は、単に深く考えることを超越した経験をもたらします」と語りました。
ラーズ・ジャンは、ゲストキュレーターのキャスリーン・フォルドが3回目のオーデマ ピゲ ・アートコミッションのアイディア提出のために招聘した7名のアーティストの中の1人で、そのうちの4人がコミッションの最終候補者となりました。最終候補に残ったアーティストは、ブランドの故郷や価値観を学ぶため、スイスのジュウ渓谷に招かれました。パフォーマンスやアート、技術など多分野にまたがる実験的試みで知られるアーティスト、ラーズ・ジャンは、オーデマ ピゲとのコラボレーションについて、「アートを何よりも優先し、作品を構成する概念やアイディアを尊重するオーデマピゲは、本当に勇敢だと思います」と語りました。
2017年プロジェクトのゲストキュレーター、キャスリーン・フォルドは、アーティストについて「今年のアートコミッション作品は、彼以外には考えられません。彼のアートはまさに、オーデマ ピゲの特徴である複雑性や正確性、技術や科学を映し出しています」 と語りました。
取締役会副会長のオリヴィエ・オーデマは「私たちは、アートによって会社として姿を変えたいと考えています。アーティストには、他とは違う観点から世界を見る力があります。彼らはまるで、私たちが借りて彼らの世界を見ることができる、特別なレンズを持っているかのようです」と語り、現在進行中のプロジェクトについては、「ラーズ(の作品)に大きな感銘を受けた理由のひとつが、私たちにとってなじみ深い何かにとても強くリンクしていたからです。私たちのいる環境は非常に壊れやすいものです。私たちは地球の歴史のほんの一部であり、存在し続けるための解決策を見つけられるかどうかは、自分たちにかかっているのです」と語りました。
※2017年11月時点での情報です。掲載当時の情報のため、変更されている可能性がございます。ご了承ください。
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