Armin Strom | アーミン・シュトローム 2023新作 弾ける色彩。アーミン・シュトローム「トリビュート1 フュメ」

　アーミン・シュトロームの最もピュアな作品、トリビュート1に、2023年の新作として、クロマティックなひねりを加えた4種のフュメ・ダイヤルが各10本限定で登場。自社開発製造の手巻きムーブメント、ギョーシェ彫りのダイヤル・プレートの上にモーターバレルといった特徴を持つトリビュート1 フュメは、現代性とヴィンテージ感を融合した魅力的な機械式時計の傑作です。

　シンプルを極める、アーミン・シュトロームの流儀。トリビュート1は、最も基本的なタイムキーパーである3針時計に、独立系マニュファクチュールが独自に解釈を施したものです。トリビュート1は、おそらく時計製造技術の最も本質的な表現であり、細部に至るまで丹念に作り込まれ、他に類を見ない調和のとれた統合的で非常に独創的な作品となっています。そして今、印象的な4色のフュメ・ダイヤルと、独立したウォッチメーカー、カリ・ヴティライネンのアトリエで施されたギョーシェ彫りのダイヤル・プレートで、さらにドラマティックな外観になりました。トリビュート1 フュメは、バーガンディ、スカイ、オーシャン、スレートのダイヤルカラーでそれぞれ10本限定です。

　ドラマティックで力強く、多彩なトーンを映し出すフュメ・ダイヤルは、ただでさえ立体的なトリビュート1に新たな深みを加味しています。1970年代風のビネット効果により、ダイヤル中心部の明るいハイライトが印象的なグラデーションを描き、外端に向かって陰影のあるコントラストへと変化していきます。メタリックな基盤にサンレイ仕上げが施されたダイヤルは、光の当たり具合によって、4色のダイヤルカラーのさまざまな色調を生み出します。この素晴らしい効果は、アントラサイトのギョーシェ彫りプレートによってさらに増幅されます。有名な独立したウォッチメーカーでブランドと親交の深いカリ・ヴティライネンが手作業で彫ったものです。

　アーミン・シュトローム マニュファクチュールの最新作に関して、共同設立者でマスター・ウォッチメーカーのクロード・グライスラーは次のように述べています。「トリビュート1は文字通り、クラシックなドレスウォッチにひねりを施しました。独特な2時位置のリューズを備えた38mmのスティールケースから、オフセンターに配した時・分・秒を表示するスモールダイヤルに至るまで、アシンメトリーの中に調和が存在します。アーミン・シュトロームの全作品と同様に、ダイヤル側から眺めると、機械的かつ独創的なものがあるのです」。

　フィンガー型オープンブリッジで支えられているのは、革新的な「モーターバレル」。これは目立つように設計されており、バレル自体の内部で主ゼンマイの周りを回る主軸が特徴で、従来の構造よりもはるかに効率的で、スペースも節約できます。約100時間のパワーリザーブを提供する単一の主ゼンマイバレルとしては、驚異的と言えるでしょう。アーミン・シュトロームの手仕上げによる精巧な熟練技術が表れているのが手巻きキャリバーAMW21で、随所に豪華な装飾が施されています。今までで最もピュアなムーブメントを装飾するために、さまざまな装飾技法を取り入れています。

　トリビュート1 フュメを締めくくる、グレーのアルカンターラ カーフレザーのストラップは、ホワイトのステッチ入りで、ベルベットのようにソフトでしなやか。

　アーミン・シュトロームは、オルタナティブな3針ドレスウォッチとしてパンチの効いたクロマティックなモデル、トリビュート1 フュメ リミテッド・エディションを提案します。